目次
ロープウエーで岩国城へ
山頂の天守から錦帯橋を眺める

ロープウエーで岩国城へ

錦帯橋を実際に渡って、そのスケールの大きさを体感したら、次は山の上から錦帯橋全体を見てみましょう。橋の背後にそびえる横山(城山)には、岩国城の再建天守があります。この城山の尾根まで「岩国城ロープウエー」に乗って、気軽に行くことができるのです。

錦帯橋を渡ると、錦川の北には「吉香公園」が広がっています。ここは岩国藩主の居館「御土居(おどい)」があった場所で、現在も歴史的建造物が点在しています。

この公園の北側に、ロープウエーの山麓駅があります。ここから山頂駅までの乗車時間は3分です。

【山口】錦帯橋と岩国城 驚異の木造5連アーチ橋をあらゆる角度から楽しもう!
(画像=<ロープウエーで岩国城のある山頂へ。白丸の中が錦帯橋>、 『たびこふれ』より 引用)

岩国城ロープウエー

  • 料金(往復):大人(中学生以上)560円/小学生260円
  • ※錦帯橋入橋券、ロープウエー(往復)、岩国城のセット券あり
  • 所要時間:山麓駅-山頂駅 約3分
  • 営業時間:9:00~17:00(15分おきに発車)
  • ※2022年1月11日(火)~31日(月)は運休

山頂の天守から錦帯橋を眺める

山頂駅から岩国城までは徒歩5分。三層四階・桃山風南蛮造りの再建天守が見事です。下階よりも張り出した上階部分のフォルムが印象的で、見入ってしまいます。

もともとの岩国城天守は、1608年に初代岩国領主の吉川広家によって作られました。錦川を天然の外堀にして、標高約200mの地点に築かれた山城です。しかし築城後7年で、一国一城令により天守は破却。以後、山麓の御土居が藩政の中心になりました。

【山口】錦帯橋と岩国城 驚異の木造5連アーチ橋をあらゆる角度から楽しもう!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

現在の天守の中には錦帯橋の精密模型や武具、甲冑が展示されています。

最上階からは、眼下の錦川と錦帯橋、さらに岩国市内を一望することができます。これが絶景です!

大きく蛇行する錦川の雄大な流れを見ると、岩国城が天然の要害であることがよく解ります。そして藩政の中心の御土居があった地域と、対岸を結ぶために、「流されない橋」として錦帯橋が必要だったことも強く実感できます。

上から眺める5蓮アーチの姿こそが、錦帯橋を架けた人々の熱意を如実に伝えているように思えてきます。

【山口】錦帯橋と岩国城 驚異の木造5連アーチ橋をあらゆる角度から楽しもう!
(画像=『たびこふれ』より 引用)
【山口】錦帯橋と岩国城 驚異の木造5連アーチ橋をあらゆる角度から楽しもう!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

さらに遠方に目を凝らすと、岩国航空基地や岩国錦帯橋空港、瀬戸内海の島々や四国、宮島までもが一望できます。いつまでも眺めていたくなる、悠々とした景色です。

岩国城

  • 料金(往復):大人(中学生以上)270円/小学生120円
  • ※錦帯橋入橋券、ロープウエー(往復)、岩国城のセット券あり
  • 開館時間:9:00~16:45(入館16:30まで)
  • ※2022年1月11日(火)~31日(月)は休館