子どもの教育資金や老後の生活資金など、将来のことを考えて投資による資産運用をしたいと考えているサラリーマンの方は多いのではないでしょうか。
しかし、中には「投資はリスクがあるので不安」「どの投資方法を選べばいいのかわからない」という方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、「サラリーマンにおすすめしたい投資方法」や「節税も可能な投資方法や制度の活用方法」「サラリーマン投資家の体験談」をご紹介します。
投資による資産形成に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
サラリーマンが投資を行うべき理由
サラリーマンにもできる投資とは?
サラリーマンが投資を行うべき理由
ここでは、サラリーマンが投資を行うべき理由について解説します。
サラリーマンが資産形成を行うにあたり、なぜ銀行などにお金を預ける「預貯金」ではなく「投資」をするべきなのか知りたい方の参考になれば幸いです。
ライフイベントごとにお金が必要になる
結婚、出産、子どもの教育資金、マイホーム購入など、人生の中でまとまったお金が必要になるタイミングは度々訪れます。
また、早いうちから老後の生活資金の準備を始めておいた方が良いでしょう。
預貯金は元本割れをしないというメリットがあります。しかし、利率が低く資産を増やしにくいので、インフレリスクに弱いというデメリットもあるのです。
必要な生活資金を引き出せるように現金での貯蓄も大切ですが、将来のライフイベントに備えて必要なお金を準備するまでに時間をかけられるのであれば、投資も選択肢に入れることができます。
一口に「投資」といってもリスク・リターンの大小含めて様々な方法があります。
サラリーマンにおすすめの投資方法については後の項目でご紹介しますので、ぜひご覧ください。
サラリーマンは収入に安定性がある
サラリーマンは、基本的に会社から毎月一定の給与を受け取ります。
収入に安定性があるので、投資に使える資金額を計算しやすく、資金計画も立てやすいでしょう。
さらに、不動産投資などを行う際に、金融機関から融資を受ける場合、収入が安定しにくい自営業よりも安定した給与収入のあるサラリーマンの方が融資を受けやすいでしょう。
収入に安定性があることは、投資を行う上で好材料であるといえるのです。
節税につながる場合も
不動産投資では、投資による赤字分を給与所得と損益通算することができます。
課税対象となる所得が少なくなるということは、節税につながるということ。
サラリーマンができる節税方法には限りがありますので、投資によって損益通算できることは大きなメリットになるといえるでしょう。
もしかしたら、資産を増やしたくて始める投資なのに赤字の話?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は不動産投資の場合、建物や設備の減価償却費を経費として計上することができるので、「帳簿上の赤字」が発生し得るのです。
このような仕組みを活用することで、投資をしながら節税効果も狙うことができるのです。
不動産投資のほかにも、iDeCoのように税制優遇制度を利用する方法も節税につながります。
節税可能な投資方法については後の項目でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
サラリーマンにもできる投資とは?
サラリーマンにもできる投資にはどのようなものがあるでしょうか?
ここでは、サラリーマンができる投資方法について、重視すべき点や注意点などの特徴を解説します。
サラリーマンが投資で重視すべき点
サラリーマンが投資をするのであれば、「投資をする目的をはっきりさせること」「資金計画を立てること」を重視するべきでしょう。
投資は、資産を増やすための一つの手段です。
人によって「なぜ投資を行うのか」という目的や、いつまでにどの程度のお金が必要であるかといった条件が異なります。
たとえば、目的が「結婚資金」と「老後資金」では、投資にかけられる時間や目標金額に大きな差があります。
目的に合った投資方法の選択が大切だといえるでしょう。
また、投資を行うのであれば、余剰資金を利用することをおすすめします。
サラリーマンであれば、毎月ほぼ確実に一定の給与が支払われます。
生活に必要な資金や今後のライフプランなどを考慮して、どの程度投資にお金を使えるのか計算してみましょう。
投資を成功させるためには、きちんと資金計画を立てることも重要なポイントです。
サラリーマンが投資で目指すべき運用
サラリーマンにおすすめしたい運用方法は、ミドルリスク・ミドルリターンの投資方法です。
ローリスク・ローリターンの投資方法では時間をかけても資産を増やしにくく、ハイリスク・ハイリターンの投資方法では大きな損失を被ったときに生活資金までもが脅かされてしまう可能性があります。
多くのミドルリスク・ミドルリターンの投資方法では、長い時間をかけて徐々に資産を増やしていきます。
そのため、仕事や家庭に忙しいサラリーマンにも挑戦しやすいことも特長の一つです。
サラリーマンにおすすめの投資方法や節税可能な投資方法については後の項目でご紹介していますので、興味のある人はぜひご覧ください。
サラリーマンが投資する際の注意点
サラリーマンが投資を行う上で注意したいのは、投資に使う金額です。
全資産を投資に充てるのではなく、生活資金を確保した上で余剰資金から始めることをおすすめします。
また、日々の生活資金だけでなく、万が一サラリーマンを辞めることになってしまった場合のことも考えて、一定期間は貯蓄のみで暮らしていけるように現金などを確保しておくことも大切です。
サラリーマンが投資を行う場合は、きちんと資金計画を立てることが重要なポイントであるといえるでしょう。