初冬の沖釣りで人気のタチウオ。調理もラクで、料理のバリエーションも豊富だ。今回は、柚子やかぼすのかわりにある果物を使った、本格的な日本料理の「柚庵焼き」レシピを紹介する。
タチウオの柚庵焼き
タチウオはウロコがなく、下処理がとても簡単。さばいたあとは、刺し身はもちろん、塩焼きや煮付けなど、いろいろな料理がラクにできてしまう。今回は、ひと手間加えるだけで上品な味わいになる「柚庵(ゆうあん)焼き」を紹介する。
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下処理が簡単なタチウオ(提供:TSURINEWSライター松田正記)(画像=『TSURINEWS』より)
柚庵焼きとは
柚庵焼きはベースになる〝柚庵だれ〟に魚の切り身と、ユズ(柚)やカボスを絞って入れて漬け込む。これを2~3時間置いて焼き上げる日本料理の1つ。
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柚庵だれに漬け込む(提供:TSURINEWSライター松田正記)(画像=『TSURINEWS』より)
柚子の代わりにミカン
今回は、その応用で、どちらかというとフェイク料理として受け止めてほしい。その裏斬新なワザとは、「ユズの代わりにみかんを使う」。ユズのように香りは立たないものの、本物の味に近くなる。
釣り場での下処理
それでは作り方を紹介する。まずは釣り場での下処理から。釣り上げたタチウオは頭を船べりでコツンとたたくだけで、すぐにおとなしくなる。これをそのままクーラーに入れる。
自宅での下処理
持ち帰ったタチウオは頭と尾っぽを切り落とし、3等分にする。
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尾っぽを切り落とす(提供:TSURINEWSライター松田正記)(画像=『TSURINEWS』より)
頭に近い部分だけにわたがあるので、指でつまんで引き抜くときれいに取れる。あとはタッパーに並べて入れ、冷蔵室内のチルドに入れておく。
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3等分した身はタッパーで保存(提供:TSURINEWSライター松田正記)(画像=『TSURINEWS』より)