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プロが解説!令和に人気が出そうな街3選
引き続き人気の街3選

プロが解説!令和に人気が出そうな街3選

令和の不動産投資|これから注目すべきエリアをプロが徹底解説!
(画像=『レイビー』より引用)

前項では令和で新たに発展するであろう「街の特徴」を解説しましたが、この章では具体的に令和で人気が出そうな街まで踏み込んで解説します。

令和で人気が出そうな街は、たとえば以下の3つの街などが想定されます。

  • 北千住(足立区)
  • 赤羽(北区)
  • 赤羽岩淵(北区)

上記をピックアップした理由は、まず直近1年の地価上昇率が高い点、次に交通利便性が高まっている点、そして、近時キャンパス移転があった点の3点です。

端的に言ってしまえば、前項の「令和に上がりそうな街」でピックアップしたような街です。

直近1年の地価上昇が顕著

まずは、直近1年(平成30年~平成31年)の間に、地価上昇率が大きかった街を見てみましょう。

令和の不動産投資|これから注目すべきエリアをプロが徹底解説!
(画像=『レイビー』より引用)

やはり、港区や渋谷区などの都心エリアの上昇率が大きいのですが、その中でも以下のエリアに注目しました。

北区:滝野川(2位)、赤羽岩淵(4位)、赤羽(11位)
荒川区:東日暮里(8位)、町屋(12位)、田端(17位)
足立区:北千住(9位)

上記のように都心エリアは外しています。というのも、港区・千代田区・中央区などの都心エリアは、経済情勢、社会情勢の変化等にかかわりなく、恒常的にある程度高い水準で不動産価値が保たれる可能性が高いからです。

言い換えると、これらの街はすでに地価が上がり切っている可能性があるとも評価できます。しかし、上記でピックアップした北区・荒川区・足立区のエリアは、「まだ地価が上がり切っていない」という点でさらに期待できるとも考えられます。

交通利便性の関連

各エリアともに交通利便性との関連が深いです。北千住駅は元々4路線利用可能でしたが、さらに「つくばエクスプレス」も2005年に開通しました。これによって、北千住の利便性が更に高まり、ハブエリアとして活性化が進んでいます。都心だけでなく、埼玉・茨城にもアクセスしやすくなり、上りだけでなく、下りに向かって通勤・通学する人口増加に寄与しているとみられます。

また、赤羽はもともと6路線利用でき、かつ高崎線と宇都宮線が上野東京ラインの開通により東京駅を経由して東海道本線と直通したことで、さらに利便性が向上しています。

そして、赤羽岩淵は南北線が直通した「埼玉高速鉄道」を利用できるので、後楽園まで18分、飯田橋まで20分、市ヶ谷まで22分、六本木一丁目まで30分という好立地になっています。

キャンパスの移転が関連している

前項の交通利便性に加え、赤羽エリアと北千住エリアは以下のようにキャンパスが移転済み、もしくは近い将来の移転(転入)が予定されています。

  • 東洋大学:赤羽台キャンパス(最寄り:赤羽駅)を開設(2021年4月予定)
  • 東京藝術大学:千住キャンパス(最寄り:北千住駅)を開設(2006年)
  • 東京電気大学:千住キャンパス(最寄り:北千住駅)を開設(2012年)

このように、今回ピックアップしたエリアは、交通利便性の向上により職住近接が加速し、かつ大学キャンパスの移転により若者が集まるエリアとなっています。

引き続き人気の街3選

令和の不動産投資|これから注目すべきエリアをプロが徹底解説!
(画像=『レイビー』より引用)

最後に、引き続き人気の街の3エリアを紹介します。

  • 品川(品川区)
  • 田町(港区)
  • 渋谷(渋谷区)

品川(品川区)

まずは品川エリアです。品川は今でも人気のエリアと言えますが、以下の理由でさらに人気のエリアとなるでしょう。

  • 新駅の誕生
  • リニア新幹線誕生

新駅の誕生

2019年中に、品川と田町の間に新駅「高輪ゲートウェイ」が開業の予定です。また、この新駅の誕生によって、新駅周辺で約13haもの開発が行われる予定があります。

13haという規模は、東京ドーム約2.7個分の大規模な再開発になり、隣接する品川駅もその恩恵を受けられるでしょう。

具体的には、再開発により誕生する商業施設をはじめとした利便施設の活用などが挙げられます。

リニア新幹線の誕生

2027年、品川名古屋間にリニア新幹線が開通予定です。これにより品川-名古屋間はわずか40分で結ばれます。

また、リニア新幹線は大阪へも延伸の予定であり、令和時代の間に実現される可能性が高いでしょう。

そうすれば、品川駅は「ターミナル駅」としての人気が高まり、不動産投資の物件価値は上がっていきます。

田町(港区)

田町駅はJR山手線・京浜東北線、都営浅草線、都営三田線が利用できる利便性の高い駅です。

また、品川よりもさらに東京駅寄りであり、ゆりかもめ・レインボーブリッジを利用すれば、湾岸エリアまでも極めて近い場所にあります。この「都心に近い」という点は、絶対的な価値として今後も継続するでしょう。

また、前述の新駅・高輪ゲートウェイ駅は品川駅寄りですが、田町の特に南側(新駅側)の不動産は、新駅開発の恩恵が期待されます。

渋谷(渋谷区)

すでに再開発が行われている渋谷エリアですが、今後も再開発の予定があります。

再開発のコンセプトは「居心地の良い渋谷」。

ヒカリエや渋谷ストリームに代表されるようなビル群の再開発だけでなく、たとえば、「渋谷川の再生」「遊歩道の整備」などによって、代官山方面へ楽しみながら徒歩で行ける環境を整えています。

また、かつては治安の悪かったセンター街ですが、近年では「バスケットボール通り」に名称を変え、治安維持に努めています。

このような取り組みもあり、渋谷警察管轄の犯罪は、粗暴犯の件数は横ばいではあるものの、刑法犯は過去5年で約8%減、侵入窃盗犯は約28%減、非侵入窃盗犯は約16.5%減という減少傾向の結果を見せています。(渋谷警察署「過去5年間の刑法犯の推移」より)

このほか、すでにお伝えした通り、区長が色々な取り組みをしている点も、渋谷エリアに期待できる要因といえるでしょう。