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ウイングチップの濃さを堪能 英国・アメリカの名品たち
英国製・アメリカ製 両方とも欲しくなる。
ウイングチップの濃さを堪能 英国・アメリカの名品たち
デザイン的にウイングチップと呼べるモノは他国にもあるでしょう。しかし、ここでは敢えて両国の名品、特に土のニオイが似合うものを選んでみました。それぞれの『濃さ』を味わってください。
エドワードグリーン インヴァネス 英国
名品インヴァネスです。フルブローグでありつま先のメダリオンのレイアウトが上品なので、濃さが中和された印象です。内羽根式という構造もそれを後押ししています。しかし大きな理由はやや鋭角的な木型の違いにあるようです。
のちにガジアーノ・ガーリングを立ち上げるトニー・ガーリングがエドワードグリーンのデザイナー時代に削りだしたもの。より現代的であり、出身地イタリアのニオイも感じさせてくれます。黒を選べばビジネスシーン、ブラウンを選べばオフショットで活躍が約束されます。
ニュー&リングウッド ウイングチップブローグ 英国
いっときリーガルがライセンス製造してましたが、日本ではあまり馴染みのないブランドです。イギリスでは名門校の御用達シューズというステータスを持っていて、確かな作りでありながらリーズナブルな価格でビジネスマンになってからも愛用される由緒あるブランドです。
こちらも内羽根式を採用し、現代に見合ったスペックを提供していいます。しかし、ややムラのある質感が土のニオイを連想させます。雨に濡れ、適度に傷つくことでこの靴のもつ背景や『濃さ』が立ち上ってくるでしょう。ソールをラバー仕様に替えて、ガンガン履きたい一足です。
フローシャムインペリアル ウイングチップ コードバン アメリカ
アメリカのウイングチップであることを、これほど主張する一足は他にあるでしょうか。素材にコードバンを使う事でさらに胸を張りだした印象さえ感じます。1960年代アメリカの反映を象徴するようなフローシャイムのビンテージシューズです。
アイビーリーガースたちのスポーツで鍛えたカラダでも、がっしりと受け止めらるようです。そのためにこのような包み込み意匠が生まれたのかも知れません。コットンスーツ、尾錠の付いたパイプドステムのパンツ、ベンチシートのアメ車。made in USA が憧れでした。
ジョンストン&マーフィー ロングウイングチップ アメリカ
ジョンストン&マーフィはフローシャイム同様、豊かなアメリカを象徴するのようなシューズメーカーですが、いずれも生産地を海外に移すことでかつての威光が薄くなったの嘆く声が多いようです。またデザイン的にもこうした前後を包むようなウイングチップを、現代のアメリカシューズメーカーに見つけることが難しいという声もあります。
これは1960年代のロングウイングチップです。シボ革をコンビネーション使いすることで豊かな表情が生まれています。こちらもがっしりとした顔つきで、アメフト部OBに人気がありそうです。またクラシックな印象が強く感じるのは、履き込み部分、タンと呼ばれる先の部分がギザギザにカットされている箇所にあるようです。前に紹介しものを比べていただければ分かると思います。
英国製・アメリカ製 両方とも欲しくなる。
フルブローグは飾りが多いから華やかな席に向いている、と思いがちですが間違いです。先に書いたように、ブローグシューズはもともと働くための靴であったこと、穴飾りは湿気取り名残りであることから、そういった席には向いていません。もちろん冠婚葬祭の席でも同様です。
ビジネスであれば、黒がいいでしょう。比較的くだけた、自由度の高い職場であればブラウンもありです。使い込むほどに味わいがますので出番が増えるかも知れませんね。頑丈な作りは出張にも向いているでしょう。適度な重さがあるので長時間歩いても疲れ知らずです。
休日などはデニムに合わせることでジャケットとのコーディネートが広がります。いろいろ使える頼もしい一足です。さて、英国、アメリカ どっちを先に手に入れますか。
提供元・KASHI KARI
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