目次
ワンルームマンション投資を成功させる3つのポイント
ワンルームマンション投資は、長期の視点で収益を見られる人に向いている
ワンルームマンション投資を成功させる3つのポイント
初心者向けと言われるワンルームマンション投資でも、さまざまな注意点があること解説してきました。
ただ、不動産投資は、リスクや注意点がわかっている分、あらかじめ対策を講じやすいのがメリットです。
ワンルームマンション投資を成功させるポイントは、以下の3つです。
- ワンルームマンション投資のデメリット、リスクを知っておく
- 管理会社選びを軽視しない
- 表面利回りに惑わされない
それぞれ、解説していきましょう。
ワンルームマンション投資のデメリット(リスク)を知っておく
ワンルームマンション投資には
- 不動産投資ローンを利用する場合、収支がプラスになるまで時間がかかる
- 節税効果は限定的
- 権限が少ないため修繕計画などのコントロールはできない
- 空室が発生する可能性がある
- 入居者が決まらず家賃が下落する可能性がある
といったリスクがあります。
特に気をつけたいのは、空室リスクです。
マンション1棟投資であれば、複数の部屋を所有できるので空室リスクはある程度分散できます。
しかし、ワンルームマンションの場合には、1室のみ所有している方がほとんどでしょう。
その場合、数か月でも空室が発生すれば、キャッシュフローに大きな影響が出てしまいます。
空室リスクを抑えるためには、需要があるエリアでの物件選びが重要です。
また、入居者募集に強い管理会社をパートナーに選んだり、空室リスクに備えるサブリースを検討したりして、リスク対策を徹底させましょう。
不動産会社選びを軽視しない
ワンルームマンション投資に限らず、不動産投資で最も重要なのは不動産会社選びと言っても過言ではありません。
不動産投資で成功を左右する物件選びにおいて、物件の情報を知り尽くしているのは不動産会社です。
長期にわたって運用する不動産だからこそ、収益の出やすい物件やエリアの情報などに詳しく、信頼できる不動産会社をパートナーに選びましょう。
また不動産投資で物件を購入した後は、物件の維持管理や入居者のトラブル対応が発生します。
こうした管理業務を、日中は仕事をしているビジネスパーソンが行うのは大変です。
そのため不動産会社を選ぶときは、管理業務も併せて行ってくれる会社を選ぶようにしましょう。
不動産会社選びを軽視してしまうと、長期の運用計画が大きく狂うことにもなりかねません。
会社選びは慎重に、信頼できるパートナーを見つけてください。
表面利回りに惑わされない
「新築ワンルームマンション投資は利回りが低い。それなら、表面利回りが高い物件を選べば良いのでは」と思う方もいるでしょう。
しかし、表面利回りに惑わされて物件を選ぶのは危険です。
先述したように表面利回りは年間の家賃収入を物件価格で割っただけの数値です。
物件の維持管理にかかる経費や空室リスクなどを反映しなければ、儲けの度合いはわかりません。
また表面利回りが高い物件には、高いなりの理由があるものです。
都心など常に需要がある地域の物件の利回りが低いのは、買い手が多いからです。
反対に、地方で駅から徒歩20分もあるような物件は買い手がなかなか見つかりません。
だからこそ販売業者も表面利回りを高くして、なんとか販売しようとしているのです。
表面利回りが高くても、賃貸需要が少ない地域の物件は空室リスクが高くなっています。
また物件自体が古かったり、管理状態が悪かったりする可能性もあるでしょう。
物件自体に難があると、せっかく入居者が決まってもトラブルが多発して対応に手間がかかるケースも考えられます。
物件を選ぶ際は表面利回りに惑わされず、実質利回りや将来の収支シミュレーションをよく検討するようにしてください。
ワンルームマンション投資は、長期の視点で収益を見られる人に向いている
ワンルームマンション投資は、長期的な視点で収益を見られる人に向いています。
先述したように、ワンルームマンション物件は不動産投資ローンを活用すれば少ない資金で始められます。
そのため初心者でも手軽に始めやすいと言われているのですが、「初心者でもすぐに儲けられる」わけではありません。
むしろローンでワンルームマンション物件を購入する場合、投資の収支がプラスになるのはローン完済後になることも多いとお伝えしました。
そのため「すぐにでも儲けたい」「手っ取り早く利益を出したい」と考えている人は、ワンルームマンション投資には不向きでしょう。
反対に、「ある程度時間がかかっても良いので、安定したインカムゲインを得たい」と考えられる人であれば、ワンルームマンション投資に向いていると言えます。