デメリット
続いてデメリットを紹介する。
互換性に劣る
スナップを使うデメリットとして、まず全てのジグヘッドがスナップを使用できる設計がなされていないことである。大半のメーカーは潮受けの抵抗を大きくしたり、ラインを通しやすいようにアイの部分を大きくしたラージアイで設計しているジグヘッドを見かけるが、ジグヘッドのパッケージなどに「直結を推奨」としているメーカーのものは極小のスナップですら通らないこともある。

破損の可能性
次に伸びたり、折れたりするという点である。ライトゲームにおいて秋の時期にはタチウオなどの歯の鋭い魚がヒットする時にスナップに歯が当たりラインブレイクを防ぐ効果が期待できるが、そもそもライトゲーム用のスナップの強度を過信すると不意の大物や根掛かりを外す際の動きで伸びてしまうこともあり、コストパフォーマンスの面からでもいいとは言えない。
干渉音
最後に干渉音が気になるという点である。実際には聞こえるかどうかは魚に聞いてみないと分からないが、スナップを介して結束するとアクション時にアイとアイの干渉音が出て、これが釣果に影響を与えるのではないかと感じてしまう。
まとめ
このようにメリット・デメリットはあるが、実際の釣行において使ってみても普通にアジを釣ることができる。極論は好みによるということである。一度試して貰って、自分に合う・合わないを判断して貰いたい。

文・福岡崇史/提供元・TSURINEWS
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