バンカーショットは苦手、バンカーにボールが入るだけで「あー!」と落胆するゴルファーは多いですよね。

特に初心者は過剰ともいえるほどバンカーショットに苦手意識を持っている人が多いようですが、実はバンカーショットはコツをつかめばそれほど難しいショットではありません。

今回バンカーショットの基本と練習方法を詳しく解説しています。バンカーショットに苦手意識がある人にはぜひ読んでいただきバンカーショットの苦手意識を払拭してもらいたいと思います。

目次
01バンカーショット
02バンカーショットの種類

01バンカーショット

初心者必見!バンカーショットのコツ・練習法を徹底解説!
(画像=『SPOSHIRU』より 引用)

バンカーショットとはゴルフコース内に設けられた砂で作られた窪地、いわゆるバンカーから打つショットです。

バンカーはハザード(障害)のひとつですから、ショットをするまでクラブを砂につけてはいけません。練習の素振りや、アドレスの時に砂にクラブを付けない様に気を付けましょう。ちなみに砂にクラブを付けると2打罰です。

バンカーにはグリーン付近のガードバンカーとフェアウェイにあるフェアウェイバンカーがあります。

一般にバンカーショットはガードバンカーからのショットのことを言います。今回の解説もガードバンカーからのバンカーショットの解説になります。

02バンカーショットの種類

初心者必見!バンカーショットのコツ・練習法を徹底解説!
(画像=『SPOSHIRU』より 引用)

バンカーショットについて主な3種類のバンカーについての説明とあわせて解説します。バンカーにもいくつか種類がありますが、ここでは各バンカーの特徴と難易度について知ってもらい、対処の仕方を理解していただければ、と思います。

  • ポットバンカー
  • ソッドウォールバンカー
  • アリソンバンカー

ポットバンカーはあごが高く、小さい深い壺のようなバンカーで、日本ではあまり見かけませんが、全英オープンでおなじみのセントアンドリュースの17番ホール、ロードバンカーが有名です。
ポットバンカーのバンカーショットはあごが高いため、まずそこを超えられるかどうかの判断が必要になります。
① あごの高さに対して、ある程度距離があること。高さ2mに対して1mぐらいが目安。
② ボールが沈んでいないこと。
③ 左足下がりではないこと。
以上があごを超えられる目安になります。これらの条件を満たしていないときはあごをクリアするのはあきらめてあごのない方向に打ちましょう。
ポットバンカーのバンカーショットはクラブフェースをかなり開き、高く打ち上げるショットが必要になりますが、脱出を最優先に考えて無理をしてグリーンに乗せようとしないことです。
ソッドは「芝生」あるいは「芝土(床土ごと切り取った芝のかたまり)」、wallは「壁」と言う意味で、実はポットバンカーもこのバンカーの内の一つです。
バンカーの土手の内側が芝土のかたまりをレンガブロックのように積み上げて作られていることがソッドウォールバンカーの名前の由来で、バンカーの土手が風雨の浸食を防ぐためのものでした。いまではコースレイアウトの一部として作られていますがコストと手間がかかるという理由で日本にはあまりありません。
バンカーショットの打ち方としては、ポットバンカーと同様にクラブフェースを開き高く打ち上げるバンカーショットが必要です。あごの高さに応じて無理をしないようにしましょう。
アリソンバンカーの特徴も、非常に高いアゴ(バンカーとグリーンとの高低差)です。英国人設計士のチャールズ・アリソンが設計したことからこう呼ばれています。
ただし、この呼び名はアリソンが設計したバンカーに驚いた日本人が言い出しただけで日本以外は通用しません。アリソンバンカーはポットバンカーほどではないにしても、非常に脱出困難なバンカーといえます。
ポットバンカーやソッドウォールバンカーを含めここまで説明してきた3種類のあごの高いバンカーショットの基本はフェースを開いて強く振ることです。