スノーボードのエッジチューンが必要な理由
スノーボードのエッジの効果については分かりました。では、スノーボードの「エッジチューン」はどういったもので、どのように行うのかについてもチェックしてみましょう。まずは、エッジチューンがなぜ必要なのかを紹介いたします。
確かにエッジチューンしなくても滑ること自体はできるかもしれません。しかし、エッジのメンテナンスをしなければスノーボードは傷んでいき、寿命が縮まってしまうでしょう。
スノーボードのエッジは傷や錆がついてしまうもの
スノーボードのエッジは、知らぬ間に傷がついたり錆び付いたりする宿命を背負っています。エッジが錆びるとその錆が雪面に引っかかってしまい、滑りを阻害する要因になりかねません。また、放置しておくとスノーボードの修復ができないほど錆びてしまいます。
傷も同様です。傷が雪面などに引っかかり、ターンなどがしにくくなったり、違和感を覚えるようになったりする可能性が高いです。突起も生じかねず、予期せぬエッジのかかり方などが起き危険です。
エッジが錆びづらい材質のスノーボードもある エッジの材質には主に2種類で、スチールとステンレスのものが使われていることが多いです。特に一般的な材質はスチールで、錆びやすい代わりにスノーボード自体の価格が安価な傾向で、エントリーモデルやミドルクラスのボードでよく見られる材質です。
対して材質がステンレスのエッジは非常に錆びにくいという大きなメリットを持っています。ただし高価であり、上級者向けのハイエンドモデルのスノーボードに使われていることが多いです。
スノーボードを長く使うため必要なメンテナンスである
スノーボードのエッジに錆や傷などがついてしまうのは避けられません。だからこそ、メンテナンスが重要であり、エッジチューンが必要になってくるということなのです。少しでも板を長く使うためにも、スノーボードのエッジチューンは必要不可欠と言えます。
また、先ほどお伝えした通り意図しない挙動やエッジの引っかかり、コントロール性能の低下を避けるため、自分の理想とする滑り方実現するためにもエッジチューンが必要です。
エッジチューンをするべき「タイミング」
エッジチューンの重要性はご理解いただけたでしょうか。愛用のスノーボード板の寿命にも直結する重要なメンテナンスになりますので、面倒がらずにエッジチューンを行いましょう。では、エッジチューンはいつ行えばいいのかについてもチェックしていきましょう。
エッジチューンのタイミング1.傷や錆が見られる
先ほどお伝えした通り、スノーボードのエッジはどうしても傷つき、錆びてしまうものです。特に材質がスチールのスノーボードの場合、錆びてしまうのは避けられません。傷や錆が目立っているときは、メンテナンスを行いましょう。
チューンを行うことで傷や錆を取り除き、スノーボード本来の滑りを取り戻せます。特に錆は放置すると除去できなくなりかねないので、気がつき次第早めにエッジチューンを行うのがおすすめです。
触ってギザギザしているか確認してみよう
傷や錆付いてしまっているスノーボードのエッジを触ってみると、ギザギザとした触り心地がするはずです。視覚だけでなく、実際に触ってチェックしてみるのもおすすめです。エッジを研磨することで、ギザギザ感を改善できます。
エッジチューンのタイミング2.エッジが丸くなる
エッジが丸くなる・角度がなくなってくると、スノーボードの制御性が著しく低下します。非常に危険です。そのため、エッジが丸くなる前、もしくは丸くなってしまっている場合はエッジチューンを行いましょう。
なお、エッジの角度は滑走者のレベルによって適正が異なります。上級者向けのエッジ角度は危険も伴うので、自分のレベルに適したエッジにチューンすることが重要なのです。