ボディ、シャシーとパワートレーン

クルマの骨格となるプラットフォームにはTNGA-Cプラットフォームを新採用し、ボディ骨格を強化することでボディの強度、剛性を大幅に進化させている。

トヨタ ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を7年振りにフルモデルチェンジ
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

サスペンションは、フロントがストラット式、リヤはトーションビーム式を採用。サスペンションのしなやかな動きと接地感あるフラットな走りを追求し、乗り心地を向上させている。

トヨタ ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を7年振りにフルモデルチェンジ
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

パワートレーンは1.8Lエンジン+ハイブリッドと、2.0Lのガソリンエンジンを展開する。1.8Lの直列4気筒DOHCエンジン(2ZR-FXE型)を採用した新世代ハイブリッドシステムは、全ての電動モジュールを刷新しており、モーター、バッテリーの高出力化とシステムの高効率化を図り、燃費性能と走りを向上。燃費はWLTCモードで燃費23.4km/Lとなっている。

トヨタ ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を7年振りにフルモデルチェンジ
(画像= 1.8Lエンジンと組み合わせたハイブリッドシステム、『AUTO PROVE』より引用)

2ZR-FXE型エンジンは98ps/142Nmを発生。駆動モーターは95ps/185Nmを発生。また4WDの場合はリヤもモーター駆動のE-Four方式で30ps/84Nmを発生。このシステムは発進時のアシストを行なう4WDだ。

ガソリンエンジンは最新世代のダイナミックフォースエンジンを搭載する。M20A-FKS型エンジンは170ps/202Nmを発生し、従来モデルに比べパワーアップ。燃料噴射システムはD4-S(ポート/直噴併用)を装備している。燃費はWLTCモードで15.1km/L。

ガソリンエンジン車は発進ギヤ付きのダイレクトシフトCVTと組み合わされている。このCVTは10段マニュアルシフトも可能だ。4WD車は、発進時やタイヤスリップしやすい路面の走行時に、車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分するダイナミックトルクコントロール4WDを装備している。

ノア、ヴォクシーのコンセプトとデザイン

ノアは「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」をキーワードとし、ヴォクシーは「先鋭・独創」をキーワードとしている。

トヨタ ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を7年振りにフルモデルチェンジ
(画像=ノアの標準モデル G、『AUTO PROVE』より引用)

ノアはシンプルだが細部までこだわり、上質なスタイルを追求。フロントは明解なアイコンと、外板色であしらった強い表情のグリルや特徴的なランプのグラフィックで、堂々としたデザインとなっている。

トヨタ ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を7年振りにフルモデルチェンジ
(画像=ノアS-G、『AUTO PROVE』より引用)

ノア「S-Z」、「S-G」はエアロモデルだ。より加飾したメッキグリルによって強い押し出し感を演出したフロントとリヤとの組み合わせで、王道のエアロスタイルらしいアグレッシブさを表現している。

ヴォクシーは、独創的なスタイルを追求。フロントは、ラウンドした薄型アッパー部と分厚くスクエアなロワ部の組み合わせによって印象に残る立体構成と個性的な表情としている。さらに、特徴的なフロント、リヤランプによって夜間でもその存在感を強調している。

トヨタ ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を7年振りにフルモデルチェンジ
(画像=ヴォクシーS-Zハイブリッド、『AUTO PROVE』より引用)
トヨタ ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を7年振りにフルモデルチェンジ
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

インテリアはブラックアウトしたスリムなフロントピラーを採用し、水平基調で低くワイドに構えたインストルメントパネル、ドアトリムに加え、アシストグリップやエアコン吹き出し口など機能的に配列したルーフ周りにより、全体的にスッキリとした見晴らしの良い開放的空間としている。

トヨタ ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を7年振りにフルモデルチェンジ
(画像=ノアS-Zハイブリッドのインスツルメントパネル、『AUTO PROVE』より引用)

インストルメントパネルは機能美とひとクラス上の上質感を追求。金属調フレームにソフト素材を巻き付けた独創的な見栄えと質感を生み出している。