目次
ハローワークで働くには?
ハローワークで働くことのやりがいは?
ハローワークで働くには?
それでは、ここからは実際にハローワークで働こうとする場合に、どのようなステップを踏めばいいのかお伝えします。ハローワークでの仕事を真剣にお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
ハローワークに出される求人に応募する
ハローワークで働くには、臨時職員としてハローワークに出される求人に応募する方法があります。主に契約ベースで雇用され、雇用期間は1年と決まっています。契約の更新は可能ですが、回数に制限があり、その後は公開選考が行われます。
仕事の内容は、ハローワークの規模によって異なりますが、大きな事務所の場合は、部署ごとに仕事が決まっていることが多く、小さな事務所や出張所の場合は、部署が決まっておらず、対象となる仕事の範囲が広いことが多いようです。
求人情報ですが、多くの場合、2月末から3月初めにかけて求人が出され、年度初め(4月)から雇用が開始されます。もし求人が開始されたら、できるだけ早く応募するようにしましょう。
公務員試験に合格する
ハローワークの職員になりたい場合は、公務員試験を受ける必要があります。ハローワークは厚生労働省の管轄なので、まずは国家公務員試験を受けてから初めてハローワークに勤めるためのステップを踏むことができます。
試験は1年に1回しか行われないので、試験に合格したからといって必ずしも地元のハローワークに就職できるとは限りません。また、公務員には人事異動がありますので、数年先にハローワークの職員になる可能性もあります。
とはいえ、これは、正規の職員として働く場合です。例えば、アルバイトやパートとして働く場合なら、ハローワーク自体が求人を出しています。
ハローワークで働くことのやりがいは?
最後に、ハローワークで働くことで感じられるやりがいについても見ていきましょう。もしハローワークでの仕事に迷っている方がおられるなら、ここでご紹介する情報を役立てていただければ幸いです。
人の役に立てる

ハローワークにはさまざまな雇用形態や仕事がありますが、求職者のために存在していることに変わりはありません。
部署によっては、求職者と直接顔を合わせることが少なく、一見すると仕事が直接関係ないように見えることもあります。
しかし、就職を希望するすべての人をサポートするセーフティーネットとしてのハローワークの存在意義を考えれば、各部署の仕事は求職者の就職支援にもつながっていると言えるでしょう。
プロデュース業に似ている

求職者が実際に就職活動を成功させるために必要な条件を満たしていないケースは多々ありますが、その不足分を埋めるためのアドバイスをすることもハローワーク職員の仕事の一つです。
求職者にスキルが不足していれば、職業訓練の受講を勧めたり、適性があれば、相手に合った仕事を探して応募手続きを案内したり、本人が気づいていない強みがあれば、その強みをどうやってアピールするかを考えたりします。
つまり、プロデュースと呼ばれる仕事内容に近いものがあります。そのため、最終的に就職活動がうまくいったときには、「プロデュース」でお役に立てたと思うと、やりがいを感じることができます。
人から感謝される
では、実際にハローワークで働いている職員の方は、仕事についてどう感じているのでしょうか。
23年ハローワークで勤めている職員の方によると、「ハローワークの仕事は窓口業務が中心で、毎日いろいろな人と接する機会があります。そのため、確かに大変なことも多いですが、自分の仕事の成果がダイレクトに返ってくる仕事なので、とてもやりがいがあります。」とのことです。
また、別の若手職員の方は、「確かに、人と企業との間を仲介する仕事は責任も重く、大変なことも多いのですが、その分、やりがいや喜びを感じられる仕事です。」と言われています。
このように、第一線で働く職員の方たちは、ご苦労がありながらも、人から感謝される仕事にやりがいを感じておられることが伝わってきます。