キャリアメールが必要なら楽天モバイル だが、持ち運びも可能に

 必要性が以前より減ったとはいえ、キャリアメールを使いたい人もいるはず。残念ながら低価格料金プランのなかでキャリアメールを提供するのは楽天モバイルだけであり、かつその提供開始時期は現状未定としている。

 一方でドコモ、au、ソフトバンクの各社は、他の通信事業者に乗り換えてもキャリアメールを継続して使用できる「キャリアメール持ち運びサービス」の提供を発表した。月額料金が必要ではあるが、どうしてもキャリアメールが必要ならこのサービスを利用すると良いだろう。

 このサービスの料金は月額330円。低価格料金プランと組み合わせることで、ドコモ、au、ソフトバンクの通常プランよりも月々の支払いを安く抑えることができる。

電波が届くエリア重視なら楽天モバイル以外

 ここまで楽天モバイルを多くおすすめしてきたが、楽天モバイルには一つ弱点がある。それは、ほかのサービスに比べて電波が届きにくいエリアが多いという点だ。楽天モバイルは新しい携帯電話キャリアであり、現在基地局の建設を進めているものの、他のキャリアにはまだ追いついていない。さらに、近ごろは収益改善のため、これまでは「パートナー回線」としてauの電波を使えていたエリアでも、順次楽天モバイル回線のみしか使えないようになっている。

 このため、電波が届くエリアを重視するのならドコモ、au、ソフトバンクの電波が使える他の料金プランがおすすめだ。または、もし使用しているスマホがデュアルSIMに対応しているなら、楽天モバイルとpovo2.0を組み合わせるのも面白い。普段は楽天モバイルで利用し、電波が届かない場所での利用のためにpovo2.0を契約しておくことで、エリアの狭さを低コストでカバーできるだろう。