フリースというものがある。モフっとしたあれである。
今年41歳の筆者の場合、フリースはファストファッションブランドのユニクロが火をつけた印象が強い。フリース=ユニクロという印象すらあった。ある時アウトドア用品メーカー、モンベルの路面店が地元にできた。冷やかし半分に入ってみたところ、フリースだけでも何種類もあり驚いたものだ。
それ以来、すっかり沼にはまってしまい、身に着ける物が全てモンベルという日もあった。アウトドア用品メーカーの製品は快適で動きやすいので、つい手を伸ばしてしまうのである。
今年はモンベルから完全新作のフリースがリリースされている。結論から言えば最高である。だが折角なのでモンベル沼にどっぷりのおっさんが使っている製品も2つほど紹介したいと思う。
目次
クリマエアリバーシブルジャケット Men’s
クリマプラスシーリングジャケットMen’s
クリマエアリバーシブルジャケット Men’s
品番:#1106703 製品名:クリマエア リバーシブルジャケット Men’s
カラー:ブラック・ネイビー・オレンジ サイズ:S・M・L・XL 価格:17,820円(税込み)
アイキョウ 保温力★★★★★
ライニングモデル唯一の弱点をなくしたモデル
基本的にフリースは中間着に使われるのが一般的だ。ただ防風性を足してアウターとして使えるようにした製品も存在する。モンベルのフリースラインナップ中にも「ライニング」シリーズが存在し、ナイロンの裏地をつけて防風性を追加している。
あくまで個人的な意見だが、バイクでフリースを使う場合中間着として使うので、汗抜けが良い方がいい。裏地をつけてしまうと、その機能が落ちてしまうのでいかがなものか・・・と手を出してこなかった。
クリマエアリバーシブルジャケットMen’sは毛足の長いクリマエアと、防風・透湿性に優れるゴアテックスインフィニアムウインドストッパーファブリクスを採用することで、優れた防風・保温・透湿性に優れた性能を実現している。
本製品はリバーシブルとなっているが、両方試してみたところ機能性でいえば毛足の長いクリマエアを内側にした方が良いと感じだ。
理由は3つ。一つはシャカシャカした素材のゴアテックスインフィニアムウインドストッパーファブリクスを内側にするより、フワフワのクリマエアを内側にした方が肌触り、保温性が高い印象を受けたから。
二つめはどちらの面を表にしても両脇にポケットが配されているが、ゴアテックス側はポケットに止水ファスナーがついているからだ。バイクで使うなら落下しないようにポケットにはファスナーが欲しいところだ。
そして最後の一つはサラッとした素材のゴアテックスインフィニアムウインドストッパー ファブリクス を外側にした方がレイアリングしやすいからだ。
お値段は17,820円(税込み)とモンベルのフリース製品中では一番高額だが、ナイロン素材を貼り付けたクリマエアライニングジャケットは13,200円(税込み)。4000円は決して価格差として小さくはないが、高級・高性能なゴアテックスインフィニアムウインドストッパー ファブリクス を採用しつつ、この価格は「かなり頑張ってる」といえるだろう。
クリマプラスシーリングジャケットMen’s
品番:#1106672 製品名:クリマプラスシーリングジャケットMen’s
カラー:ヘザーグレー ピュアインディゴ サイズ:S・M・L・XL 価格:7,800円(税込み)
アイキョウ 保温力★★★★
ライニング無しのモデルでは最強の保温力を持つフリースがこちら
モンベルのオンラインストアや一部の路面店ではファクトリーアウトレットコーナーが用意されている。実はこの製品は今年廃盤になってしまっており、今ではファクトリーアウトレットコーナーでしか買うことができない。
とはいえ、SサイズとXLサイズこそ在庫が少なくなっておりカラーも限定されるが、そのほかのサイズはオンラインストアで全国配送可能だ。
モンベルにはたくさんのフリースがラインナップされており、モンベル沼にどっぷりの筆者は、どのモデルも一度は手にしている。その中でもライニング無しのモデルとしては歴代一位の保温性を持っているのがクリマプラスシーリングジャケットだ。
厚手のフリース生地に羊毛のような柔らかい風合いの組み合せはダントツに暖かく、中間着として着用すればアウターはオールシーズン用ジャケットで冬のライディングに耐えられるほどであった。
生地はストレッチ性と速乾性に優れているのでピッタリサイズで着用していても動きにくいことはない、また気温が低い冬場でも一日でしっかり乾くのもありがたいポイントだ。
胸と両脇合計3か所のポケットはいずれもファスナー付きなのもバイカーとしては安心だ。ファクトリーアウトレットは型落ちの販売をするコーナーであり、B旧品ということはないので安心してほしい。