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「お心遣い」の正しい使い方や例文
「お心遣い」の類語表現

「お心遣い」の正しい使い方や例文

「お心遣い」とはどういう意味?正しい使い方の解説と例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

正しく使いこなす上で覚えておきたい点は、2点あります。まず、相手が何もしてくれていない時に使うのは不自然です。また、同僚や部下に使うのも不自然なので、その場合は「お気遣いありがとう」などの別の言い回しを使いましょう。ここでは、いくつかの例文を取り上げます。

相手に感謝の気持ちを伝える場合

相手の心遣いに謝意を表す表現はいくつかあります。場面や文章によって使い分けましょう。例えば、「皆様のお心遣いにより、式が最高のものになりましたこと、心より感謝申し上げます。」「お心遣いに感謝の気持ちで一杯です。」のような言い方ができます。

金品を頂いた場合

「お心遣い」とはどういう意味?正しい使い方の解説と例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

ここでは、金品をもらったときの心遣いに感謝する表現を、シーン別に紹介します。同じ言葉を使うにしても、シチュエーションによって表現を使い分けてみましょう。

まず、出産祝いや結婚式などのお祝いに贈り物をもらったときにお礼の気持ちを伝えるときは、「お心遣いをいただき、ありがとうございました。 大変重宝しています。」のように言います。このように、お礼の気持ちとともに実際に活用していることを伝えると、気持ちが伝わりやすいでしょう。

一方、事故や病気で入院した際にお見舞いを受け取ったなら、「この度は、温かいお心遣いに感謝致します。」のような言い方ができます。

「お心遣い」の類語表現

「お心遣い」とはどういう意味?正しい使い方の解説と例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

「心遣い」に対する感謝を表す表現はほかにもいくつかあります。ここでは、3つの例を取り上げます。表現の幅を広げるためにも一緒に覚えてしまいましょう。

類語①ご高配ありがとうございます

「ご高配ありがとうございます」の「ご高配」は、相手から受けた配慮に敬意を表す表現です。会話では使わず、対外的な文書で使われます。

例えば、取引先への手紙やメールの冒頭に「平素は格別のご高配を賜り、ありがとうございます。」と書き、最後に「今後ともご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします」と書くのが一般的な使い方です。

類語②ご深慮ありがとうございます

「ご深慮ありがとうございます」の「深慮」とは、「深く考える」「深く思案する」という意味です。例として、「このたびは、私どもの提案についてご深慮いただき、誠にありがとうございました。」「ご親切にご深慮いただき、心より感謝申し上げます。」のように使います。

類語③ご厚情ありがとうございます

「お心遣い」とはどういう意味?正しい使い方の解説と例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

「ご厚情ありがとうございます」は、正式な挨拶で使われる表現です。「ご厚情」とは、「寛大な配慮」「心からの思いやり」を表す敬語表現です。

ビジネスシーンでの歓送迎会、送別会、忘年会、宴会などのイベントの挨拶、年賀状、暑中見舞いなどのほか、結婚式や就任式、慶弔などの改まった席上でも使われます。

例文:

  • 「旧年中は格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。」
  • 「このプロジェクトの成功は、皆様のご厚情とご支援の賜物です。」
  • 「このたびは私の退職に際し、ご厚情のお祝いをいただき、誠にありがとうございました。」
  • 「在任中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。つきましては、日頃の感謝を込めて、下記のとおり小宴を催したいと存じます。」