目次
海外製プロテインの選び方のポイント
海外製プロテインを使用する際の注意点
海外製プロテインの選び方のポイント
海外製プロテインは、バリエーションが豊富で様々な種類があります。初めて海外製の商品を選ぶ方は、どれが良いのが迷ってしまうことも多いでしょう。次は、海外製プロテインの失敗しない選び方をご紹介します。以下のポイントを押えて、目的に合った自分にぴったりな商品を選びましょう。
選び方①種類
先に解説したように、プロテインには大きく分けて「ホエイプロテイン」「ソイプロテイン」「カゼインプロテイン」の3種類あり、それぞれ成分・効果も異なります。
プロテインと聞くと、肉体改造や筋肉増量など、アスリートやムキムキな身体になりたい方向けとイメージされやすいですが、栄養バランスを整えたいときなど、一般の方の健康づくりのためにも活用できます。以下に、それぞれのプロテインの効果をまとめたので、自分の目的にあった種類を選びましょう。
【プロテインの種類と主な効果】
種類 | 成分 | 特徴 | こんな方に |
---|---|---|---|
ホエイプロテイン | 牛乳 | タンパク質の吸収速度が速い | 筋肉で身体を大きくしたい方 強固な体づくりをしたい方 |
ソイプロテイン | 大豆 | 筋肉の分解を防ぐ力が強い | 筋肉を落とさずにダイエットしたい方 内側から身体を引き締めたい方 |
カゼインプロテイン | 牛乳 | 細胞の代謝を高める | 女性らしい身体を保ちたい方 一般的にタンパク質を摂りたい方 |
選び方②タンパク質の含有量
一般的の海外製のプロテインの方が日本製よりもタンパク質は多く含まれていますが、海外製でもメーカーや商品によりタンパク質の含有量は異なります。
特に筋肥大を目指す方は、よりタンパク質含有率が高い商品を選ぶと良いでしょう。筋肉の元となるタンパク質を多く摂取することで、筋肉を効率よく増やすことができます。
選び方③味
プロテインは継続してこそ効果を発揮します。毎日無理なく続けられるよう、自分好みの味を選ぶようにしましょう。海外製のプロテインは、チョコやココア味の甘いものからフルーティーな味わいのフレーバーまで、味のバリエーションがとても豊富です。
特に、フルーツ系のフレーバーはサッパリとした味わいで喉ごしが良く、運動後におすすめです。朝の食事代わりのプロテインには、コーヒーやチョコ・ココア味のフレーバーが人気です。味に飽きないよう、いくつかのフレーバーをシーンに分けて摂るのもおすすめの方法です。
選び方④配合成分
プロテインには、タンパク質以外にも体づくりに関わるが含まれています。各種ミネラルやビタミン類など、目的に応じた栄養素が配合されているものを選びましょう。
優先順位は人それぞれなので、パッケージに表示されている「原材料名」と「栄養成分表示」をチェックして、自分に足りない栄養素が入っているか確認しましょう。
ただし、アレルギーや病気を引き起こす原因物質の1つと考えられる小麦由来の「グルテン」が含まれていないものが良いでしょう。ダイエット目的の方は、人工甘味料が配合されていないものがおすすめです。
選び方⑤コスト
海外製プロテインは、商品価格はもちろん発送料金を含めてトータルでかかる料金を確認しましょう。商品安いからと言って、すぐに手を出してしまうと、思った以上に発送料がかかり「結果的に高くついてしまった…」なんてことも少なくありません。
送料はサイトによって違いがあるので、各通販サイトの送料を比較してみましょう。購入金額〇〇円以上で送料無料になるお得な商品もあるので、しっかりチェックするようにして下さい。
海外製プロテインを使用する際の注意点
海外製プロテインは通販などで手軽に個人輸入でき、筋肉増強に効果的な成分が多い・国内製よりも安いのが魅力ですが、注意が必要なこともいくつかあります。安心して使用できるよう、以下の2つの注意点に気を付けて海外製のプロテインを取り入れて下さい。
注意点①英語表記
海外製プロテインの成分表は英語表記になっているので、英語が分からない方は何が成分として含まれているかを理解できない場合もあります。中には、 日本語表記が商品に直接印字されていたり、シールが添付されているものもありますが、ほとんどが英語表記と思っておきましょう。
以下に多くの海外製プロテインに表示されている主な項目をまとめたので、参考にしてみて下さい。海外の評判が良いプロテインでも、成分が不明のプロテインはには手を出さないようにしましょう。尚、原材料は日本と同様、多い成分順に記載されています。
英語表記 | 意味 |
---|---|
Serving Size | 1食あたりの標準分量 |
Servings Per Container | 全体量 |
Amount Per Serving | 1食当たりの含有量 |
Calories | カロリー |
Calories Fat | 脂質分 |
Cholesterol | コレステロール |
Protein | タンパク質 |
Vitamin | ビタミン |
Calcium | カルシウム |
Iron | 鉄分 |
potassium | カリウム |
sodium | ナトリウム |
Sugars | 糖類 |
No added sugar | 砂糖不使用 |
gelling agent | ゲル化剤 |
Total Carbohydrate | 炭水化物 |
Dietary Fiber | 食物繊維 |
acidity regulator | ph調整剤 |
注意点②過剰摂取
筋肉を作るには筋トレだけでなくタンパク質を摂ることが大切ですが、だからと言ってたくさん摂れば良いというものではありません。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」によれば、1日あたりのタンパク質平均必要量は成人男性で50g、成人女性で40gと定義されており、可能であれば成人男性は65g、成人女性は50g摂ることが推奨されています。
筋肉をつけたい、ボディメイクをしたい方は、タンパク質を多めに摂る必要がありますが、目安として体重1kgあたり2g程度摂取すると良いとされています。体重50kgの方であれば、100gになりますが、この量を普段の食事で摂るのは難しい為プロテインなどで補うことになります。
しかし、筋肉をつけたいからと言ってあまりに過剰に摂取してしまうと、身体に悪影響を及ぼしてしまう危険があります。タンパク質の摂取量が多すぎると分解が追いつかず、肝臓と腎臓へ負担がかかり「内蔵疲労」を起こしてしまう可能性があります。
また、タンパク質が豊富なプロテインは比較的カロリーが高めです。せっかくダイエット目的でプロテインを摂取していても、多く摂り過ぎると結果的にカロリーオーバーとなり肥満を招くことになりかねません。
まずは自分に必要なタンパク質の摂取量を把握し、元々タンパク質が豊富な食事を心がけている方であれば、その分を差し引いてプロテインを摂るようにしましょう。