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スポーツインストラクターに役立つ資格
スポーツインストラクターの年収
スポーツインストラクターに役立つ資格

スポーツインストラクターになるには、専門学校に通い、スポーツ施設に就職する方法が一般的です。専門学校に通いながら資格を取得するケースもあれば、卒業後に実際にスポーツインストラクターとして働きながら資格を取得するケースもあります。ここでは、スポーツインストラクターとして取得しておきたい資格についてご紹介します。
資格①健康運動実践指導者
健康増進を目的とした運動を安全かつ効果的に指導することができる資格です。運動不足による生活習慣病が問題となっている今日、医学、運動生理学、運動指導などの知識と技術を持ち、実践的な指導を行うことができる資格です。
資格②JATI認定トレーニング指導者

「JATI認定トレーニング指導者」は、日本トレーニング指導者協会(JATI)が主催する資格で、科学的根拠に基づいた適切な運動プログラムを作成・指導できる専門家であることを認定するものです。
基本資格は「トレーニング指導員」、上位資格として「上級トレーニング指導員」「特別上級トレーニング指導員」があります。こうした資格は、日本トレーニング指導者協会の正会員になり、研修会を受講し、認定試験に合格することで取得することが可能です。
資格③スポーツ指導者認定資格

スポーツインストラクターの代表的な資格として、日本体育協会が認定する「スポーツインストラクター」があります。スポーツインストラクター資格は、スポーツの普及や競技力向上のために、安全で楽しくスポーツを指導する能力を有すると認められた人に与えられる資格です。
他にもスポーツリーダー、フィットネストレーナー、アシスタントマネージャーなど様々なコースがあり、それぞれ受験資格や合格条件が異なります。
資格④日本スポーツ協会公認 アスレティックトレーナー

日本スポーツ振興センター(JSPO)が発行する民間資格です。選手の安全・健康管理、スポーツ外傷・障害の予防、救急対応、アスレティックリハビリテーション、フィジカルトレーニング、コンディショニングに関する知識・技能を認定するものです。
資格取得には、日本体育協会が認定した学校で所定のカリキュラムを修了するか、日本体育協会のスポーツ指導者資格の養成講習会を受講し、試験に合格する必要があります。
資格⑤NSCA認定パーソナルトレーナー

NSCA認定パーソナルトレーナーとは、日本ストレングス&コンディショニング協会が授与する資格です。トレーニングを受ける人の年齢、性別、現在の体力、過去の経験などに応じて適切なトレーニング指導ができる人のための資格です。
指導技術をさらに磨き、スポーツインストラクターとしてのキャリアアップを目指すなら、ぜひ取得しておきたい資格です。プロスポーツ選手を専属で担当するインストラクターやトレーナーには、NSCA認定のパーソナルトレーナーが多くいます。
スポーツインストラクターになるためには

スポーツや健康関連の専門学校・短大で学び、スポーツジムやフィットネスクラブに就職するのが一般的なルートです。専門学校や短期大学では、「スポーツインストラクター科」や「健康スポーツ科」で1~2年のカリキュラムを履修します。
医療系、調理系、美容系の専門学校では、夜間授業や通信教育を行っているところが多いですが、スポーツ系の専門学校は昼間授業のみというところがほとんどです。
授業料は150万円から200万円程度で、短期間で効率的にスポーツの基礎理論や指導法を学ぶことができます。そのため、目指す職業がある程度決まっていて、早い段階で現場経験を積みたい方に向いています。
スポーツインストラクターの年収

フリーランスとして働くスポーツインストラクターの給与は様々ですが、フィットネスクラブやスポーツクラブの正社員として働く場合は、同年代の他の職業に比べて給与・年収が低くなります。正社員の場合、初任給は17万円から20万円程度で、年収は200万円から300万円程度になります。
その後、資格や人気、経験を積むことで給料は上がっていきます。他の業種に比べると給料は低いですが、スポーツインストラクターは運動が好きで、スポーツを通じて人に良い影響を与えたいという人が多く、やりがいのある職業といえます。