目次
+ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの6つのマナー
+新年の挨拶に使える言葉
+ビジネスメールで社内の上司に向けた新年・年始の挨拶例文
+ビジネスメールで社外/取引先に向けた新年・年始の挨拶例文
+ビジネスメールで喪中の相手に寒中見舞いメールをするときの例文
+取引先や社内に直接伝える新年・年始の挨拶はどうする?
+新年を気持ちよく迎えるために挨拶メールを送ろう

正月休みが明けた仕事始めの際には、本年もお世話になる人に向けて新年の挨拶を送りましょう。

本記事では、お世話になった人や取引先に直接挨拶する際のマナーと、新年の挨拶メールの例文をご紹介します。

年始のビジネスメールは挨拶を織り交ぜて、新たな1年をスタートさせましょう。

本記事の内容をざっくり説明

  • ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの6つのマナー
  • 新年の挨拶に使える言葉
  • ビジネスメールの新年・年始の挨拶例文一覧
【新年の挨拶をビジネスメールで送るときの書き方】6つのマナーと社内外向けの例文を紹介
(画像=『U-NOTE』より 引用)

ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの6つのマナー

新年の挨拶を伝える方法は、電話や直接訪問などさまざまありますが、もっともメジャーな連絡手段がビジネスメールです。

以下では、ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの6つのマナーについてご紹介します。メールを送る前に以下のマナーが守れているか確認してみましょう。

マナー1.賀詞(がし)を使って新年を祝う気持ちを伝える

ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの1つ目のマナーは、賀詞(がし)を使って新年を祝う気持ちを伝えることです。

「賀詞」という言葉がよくわからない人もいるのではないでしょうか。賀詞とは、「迎春」や「謹賀新年」などの新年を祝う言葉のことです。

賀詞には「寿」「福」などの一文字の言葉や「賀春」「寿春」などの二文字の言葉、「恭賀新年」「敬頌新禧」などの四文字の言葉があります。

注意しておきたいのが、一文字や二文字の言葉は目上の人が目下の人に送る賀詞であることです。

上司や取引先に賀詞を使う場合は、四文字の「謹賀新年」「恭賀新年」を使用しましょう。

マナー2.新年の挨拶は松の内(1月7日)までに送る

ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの2つ目のマナーは、新年の挨拶は松の内(1月7日)までに送ることです。

松の内とは、正月飾りの門「松」を出している期間のことをいいます。

松の内はもともとは1月15日まででしたが、徳川家光公が4月20日に亡くなり、20日が大切な日になりました。15日に松の内が終わり、20日に鏡開きをするとおめでたい日と月命日が重なってしまいます。そのため、松の内は1月7日までになりました。

地域によっては松の内が15日までの場合もありますが、多くの人が7日だと思っているのでそこに合わせましょう。

1月7日を過ぎてしまった場合は、新年の挨拶ではなく「寒中見舞い」として送る必要があることも合わせて覚えておくことをおすすめします。

マナー3.忌み言葉は避ける

ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの3つ目のマナーは、忌み言葉は避けることです。

忌み言葉とは、新年の挨拶はもちろん、結婚式や葬儀でも使用されることが好ましくない言葉のことをいいます。よく誤って使用される忌み言葉の例は以下のとおりです。使用しないように気をつけましょう。

よく誤って使用される忌み言葉の例

  • 去る
  • 滅びる
  • 破れる
  • 枯れる
  • 病む
  • 倒れる

特に「去年」の「去る」は無意識に使ってしまいがちな忌み言葉。「旧年」「昨年」に言い換えて使うように気をつけましょう。

マナー4.一斉送信ではなく個人宛に送信する

ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの4つ目のマナーは、一斉送信ではなく個人宛に送信することです。

新年の挨拶を一斉送信で送ってしまったことが取引先にわかると「手間を惜しんだ」と思われてしまうことも。特に、コピーアンドペーストでそのまま貼り付けてしまい、相手の名前すら書いていないと、自分のことを軽んじていると思われてしまうこともあるでしょう。

何百・何千ものメールを送るのではない限り、一斉送信ではなく個人宛に丁寧に文章を考えて送るほうがベターです。

マナー5.自分や相手が喪中の場合は寒中見舞いとする

ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの5つ目のマナーは、自分や相手が喪中の場合は寒中見舞いとすることです。

相手や自分が喪中の場合は、おめでたい新年の挨拶は行わないほうがいいといわれています。そのため、喪中の場合は新年の挨拶ではなく、寒中見舞いとして相手の幸せを願う言葉を送りましょう。

最近では、プライベートと仕事の線引のために、喪中であっても仕事では新年の挨拶をすることが多いです。自分の判断で臨機応変に対応することをおすすめします。取引先に送る際に心配な際は、上司に確認するとよいでしょう。

マナー6.年賀状をもらった場合は、メールではなく年賀状で返信する

ビジネスメールで新年の挨拶を送るときの6つ目のマナーは、年賀状をもらった場合は、メールではなく年賀状で返信することです。

メールではなく、年賀状をわざわざ送ってもらった人もいるのではないでしょうか。せっかく年賀状を送ってくれた相手にメールで簡単に済ますと、相手を軽んじていると思われてしまう可能性もあります。

年賀状をもらったら、気持ちのこもった年賀状を準備してお返しをすることをおすすめします。

新年の挨拶に使える言葉

新年の挨拶に使える言葉はたくさんあってどれを使えばいいのかわからない人や、そもそも新年の挨拶の言葉をあまり知らないという人もいるのではないでしょうか。

以下では、新年の挨拶に使える言葉をご紹介します。

新年を祝う挨拶

新年の挨拶としてよく使われる「あけましておめでとうございます」を代表とする新年の祝う言葉を以下でご紹介します。

ビジネスシーンでは「あけましておめでとうございます」だけではなく他の表現も使えると一歩上の社会人になるでしょう。

新年を祝う挨拶

  • 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
  • 謹んで新春をお祝い申し上げます。
  • 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
  • 新春の御祝詞(ごしゅくし)を申し上げます。
  • 謹んで新春の祝詞を申し上げます。

昨年の感謝を伝える言葉

新年を祝う挨拶に加えて、昨年の感謝を伝える言葉を伝えるのもおすすめです。

昨年の感謝を伝える際は「去年はありがとうございました」と忌み言葉の「去る」を使用しないように気をつけましょう。

以下では、昨年の感謝を伝える言葉の例文をご紹介します。

昨年の感謝を伝える言葉の例文

  • 旧年中は大変お世話になりました。
  • 昨年中は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
  • 旧年中はひとかたならぬご愛顧(あいこ)を賜り、心からお礼申し上げます。
  • 昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
  • 昨年は格別のご厚誼(こうぎ)にあずかり、まことにありがとうございました。

結びの言葉

感謝の気持ちを伝えた後は、最後に結びの言葉を簡単に記載しましょう。

よく使用される結びの言葉は以下のとおりです。

よく使用される結びの言葉

  • 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
  • 本年もご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
  • 本年もご厚誼のほど、お願い申し上げます。
  • 本年も変わらぬご愛顧のほど、お願い申し上げます。

ビジネスメールで社内の上司に向けた新年・年始の挨拶例文
遠方の取引先や同じ会社で一緒に働く仲間には、新年・年始の挨拶はメールで行うことをおすすめします。特に、同じ会社で働く仲間には「今年も1年一緒に頑張っていこう」という気持ちを込めて新年・年始の挨拶メール送りましょう。