韓国で最も年収が高い企業が決定!
韓国には多くの世界的企業がある。
では、その中で社員の年収が最も高い企業はどこだろうか。
そのような気になる韓国大手企業の年収ランキングが、朝鮮日報と企業分析専門会社CXO研究所による分析で明らかになった。
なお、ここでは役員の年収を除いた2020年の一般社員の年収が分析の対象である。
第3位 サムスン電子
韓国を代表する企業といえば、やはり「サムスン電子」だ。
サムスン電子社員の平均年収は1億2,079万ウォン(約1,171万円)。
韓国の大手企業の年収では、第3位にランクインしている。
多くの日本人が知っているサムスン電子が第3位とは意外に感じるかもしれない。果たして、サムスン電子を超える年収を得ているのはどの企業の社員であろうか?
第2位 NH投資証券
サムスン電子を超える年収を得ているのが証券会社の「NH投資証券」の社員だ。
その平均年収は1億2,598万ウォン(約1,222万円)と、少しではあるがサムスン電子よりも多い。
現在、NH投資証券はNH農協金融グループの傘下で、社名にあるNHはNong Hyup(韓国語で「農協」の意味)の頭文字だ。
農協系金融機関の社員がサムスン電子の社員より多くの年収を得ているのは、日本の農協のイメージからすると不思議に感じるかもしれない。
だが、NH投資証券は国内に121の支店があるほか、海外にも子会社をもつ韓国最大級の証券会社である。
第1位 メリッツ証券
NH投資証券よりさらに上をいくのが同じく証券会社の「メリッツ証券」である。
メリッツ証券の社員年収は1億4,249万ウォン(約1,382万円)で韓国大手企業の社員年収としては堂々の第1位を占めている。
メリッツ証券はもともと財閥の韓進グループ系列であったが、2005年にグループから分離した。
その後、チョ・ジョンホ会長のもとで他社と熾烈な競争を繰り広げ、2019年までの14年間で資産を20倍に増やしている。
このような急成長を受けて、社員の年収が韓国大手企業で最高額となったわけだ。
金融系が最強!韓国経済の現状を反映か
以上のように、社員の年収において「ものづくり」を本業とするサムスン電子よりも金融・投資系の企業がより優位に立っている結果が示された。
これは、金融によって韓国経済が動いていることを反映した結果といえるだろう。
文・国山 浄
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