草木に埋もれつつある遺構の数々

住吉町だったところには、清明寮という社宅の跡地がありました。
残っているのは門柱だけで、それも草木に埋もれそうになっていました。

鴻之舞鉱山跡探訪
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

森の中からニョッキリと姿を現しているのは、鴻之舞鉱山のシンボルでもあった精錬所の煙突。

鴻之舞鉱山跡探訪
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

こちらはアパートか何かの建物の様です。
鬱蒼とし過ぎているうえに段差があり、近付くのは断念しました。
こんな感じで自然の中に埋没しつつある建物がいくつもありました。

鴻之舞鉱山跡探訪
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

今では更地になったり草木に覆われてしまったかつての町の跡には、看板だけが立っていました。

鴻之舞鉱山跡探訪
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

最盛期には1万4千人を超える人達が生活していた鴻之舞地区でしたが、1973年の閉山と共に町は消えました。
今は自然の中に埋没しそうな遺構と、いくつかの記念碑が残るだけとなりました。
しかし、かつてここに街があり、多くの人達の暮らしがあった事を、私達は北海道の歴史の一部として記憶にとどめておきたいですね。

鴻之舞鉱山とは・・・
北海道紋別市から道道305号線で丸瀬布方面に25キロ程南下したところにあった鉱山。
住友金属鉱山によって1917年に操業を開始。金銀銅を産出。
鴻之舞地区は企業城下町として栄え、1942年頃に最盛期には人口1万4千人強を数えました。
1973年の閉山後は人口ゼロ人の状態が続き、携帯電話の通話が不能な地域になっています。

提供元・北海道そらマガジン

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