世界を席巻しているコロナ禍。渡航制限や外出自粛の影響でリアルな時計市場の停滞が顕著となっている印象だが、その反面で活発な動きを見せているのがインターネットを介した越境ECのマーケットだ。従来にようにディストリビューターを介して時計を販売するのではなく、製造元の時計ブランドが、自社のオンラインサイトから各国に時計を販売できるようになったことで、世界中で小規模の独立系ブランドの創設が加速している。

》インドネシアの時計界を牽引する実力派ブランド

 特に、いま注目しておきたいのが、アジア圏の時計ブランドだ。これまで欧米諸国がトレンドを牽引してきた時計界だが、ここ最近になってマレーシアで創設されたミンなど、東南アジアから魅力的な時計ブランドが次々と登場しているのだ。今回クローズアップした、“ソルダット”もそんなアジア発の注目ブランドだ。

【2022年は東南アジアの時計が熱い】メイドインジャパンにこだわるインドネシアの新鋭、「ソルダット」
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 ソルダットは実業家であるジェシー・プラウィロ氏が2017年に創設したインドネシア発の新鋭ブランド。インドネシアに本格的な時計ブランドを誕生させるという夢を描いて、約3年の歳月をかけて創設され、タグ・ホイヤーのカレラなど、自身が所有していたアンティークのクロノグラフにオマージュを捧げつつ、現代的なテイストを加えたモデルを展開している。

【2022年は東南アジアの時計が熱い】メイドインジャパンにこだわるインドネシアの新鋭、「ソルダット」
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 デザインに加えて特徴となっているのが、メイドインジャパンにこだわっている点。ミナセを展開する協和精工をパートナーに選択し、時計の製造を日本で一括して行うことで、同価格帯の競合ブランドと比較しても、格段に高い品質を実現しているのだ。インドネシアの時計界を牽引する存在といえるソルダット。ほかと違った本格機械式時計を探している人は、ぜひチェックして欲しいブランドである。


SOLDAT(ソルダ)
オートマチッククロノグラフ トゥルーブルー

 個性的な1960年代~70年代のレーシングクロノグラフからインスパイアされたソルダットのファーストコレクション。ムーヴメントは、セイコーインスツルの自動巻きを搭載しており、トゥルーブルー、グリーンフォーティナイン、レッドコメットと3種類のモデルをラインナップ。文字盤カラーに合わせてベルト、針の色調をアレンジするなど、デザインにもこだわりが光る。

【2022年は東南アジアの時計が熱い】メイドインジャパンにこだわるインドネシアの新鋭、「ソルダット」
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

■TRUE BLUE。SS(42×50mmサイズ)。5気圧防水。自動巻き(Cal. SII NE-88)。1250ドル(約14万2500円)

【2022年は東南アジアの時計が熱い】メイドインジャパンにこだわるインドネシアの新鋭、「ソルダット」
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

RED COMET
1150ドル(約12万9950円)

【2022年は東南アジアの時計が熱い】メイドインジャパンにこだわるインドネシアの新鋭、「ソルダット」
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

GREEN FORTY NINE
1250ドル(約14万1250円)


【2022年は東南アジアの時計が熱い】メイドインジャパンにこだわるインドネシアの新鋭、「ソルダット」
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

》アイコニックなオーバルケース

 フロント部分に傾斜を付けた立体的なフォルムにより、実寸よりもコンパクトでバランスの良い印象を感じさせる。金属の質感を生かすためにヘアライン仕上げで統一し、レトロなテイストを残しつつ、ソリッドで現代的な雰囲気をプラスしているのも魅力的だ。

【2022年は東南アジアの時計が熱い】メイドインジャパンにこだわるインドネシアの新鋭、「ソルダット」
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)