目次
源泉徴収票が間に合わない場合の対処法
源泉徴収票以外で転職先に提出する書類
源泉徴収票が間に合わない場合の対処法
では、何かの理由で源泉徴収票が間に合わない場合にはどうすれば良いのでしょうか。前職の会社から発行されない場合、源泉徴収票をなくしてしまった場合に分けて見ていきましょう。
前職の会社から源泉徴収票がもらえない場合
多くの会社では、10月から11月頃に年末調整が行われます。もし前に勤めていた方の会社から必要な書類を受け取っていないと、転職先で年末調整ができなくなってしまいます。何度請求しても源泉徴収票が届かない場合は、税務署に連絡する旨を雇用主に伝えてください。
それでも必要な書類が発行されないことがあれば、最寄りの税務署(住民票のある市町村)まで連絡を取り、「源泉徴収票不交付の届出書」を出します。税務署からアドバイスを受け、無事に必要書類が発行された場合は、その書類を元に新たに確定申告を行ってください。
また、以前の勤務先が倒産して連絡が取れない場合も、税務署に連絡を取る必要があります。このような場合、給与明細書が支払額の証明となりますので、大切に保管しておかないといけません。
年末に転職したことで確定申告が間に合わない場合は、年明けに確定申告をする必要があります。まずは現在の会社に相談してみてください。新しい会社で年末調整をする場合も、自分で確定申告をする場合も、前の会社で発行された「源泉徴収票」が必要になります。
源泉徴収票を紛失した場合
源泉徴収票を紛失した場合は再発行が可能で、前職の会社が発行してくれない場合は、所得税法に基づいて申請することができます。所得税を支払うための国の仕組みや意味を理解して、就職活動をスムーズに進めることが大切です。
会社によっては再発行されるまでに1週間から3週間かかる場合もあります。源泉徴収票の再発行は会社にとって余分な手間がかかることを理解しておきましょう。再発行を希望する場合は、今の状況を会社に正直に伝え、お願いするしかありません。
後々まで放っておくと余計に忙しい時期に迷惑をかけることになりますので、出来るだけ早く伝えるようにしましょう。
多くの方が油断して、源泉徴収票を紛失してしまいます。社会人にとって漏れなく税金を支払う義務を果たすための非常に重要な書類ですので、紛失しないように注意しましょう。
源泉徴収票以外で転職先に提出する書類
源泉徴収票以外にも、転職の際には様々な書類が必要になります。一般的に提出を求められる書類以外にも、会社の職種や仕事内容によって特定の資格や免許を提出しなければいけません。
転職先で主に必要となる書類
年金手帳と雇用保険被保険者証は、退職時に前職の会社から受け取る書類です。退職時には、これらの書類が正しく発行されているかどうかを確認する必要があります。
その他、新しい雇用主から受け取る書類としては、雇用契約書の受理書、銀行口座の通知書、扶養控除申告書、健康保険添付書類の変更通知書などがあります。これらの書類をすべて記入して、新しい仕事を始めるときに提出することが重要です。
また、場合によっては、運転免許証などの提出が必要になることもあります。転職先の適切な担当者からの明細書をよく確認し、書類の記入漏れや誤りがないようにしてください。所得税を支払うための重要な税務書類ですので、転職後は速やかに提出してください。
提出を求められる可能性がある書類
会社によっては、従業員調書、健康診断書、住民票記載事項証明書、身元保証書などの書類を求められることがあります。また、第二新卒者の採用の場合には卒業証明書の提出を義務付けている会社もあります。
さらに、仕事の内容によっては、ドライバーの場合は「無事故証明書」、医療職なら「資格取得証明書」など、仕事に必要な知識やスキルを証明するものを求められることがあります。このように、転職先によって準備すべき書類が異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。