さまざまな素材に対応、隅まで拭ける能力がすばらしい
吸着方式とセンサーの違いで様々な状況を克服できていることも大掃除においては有効だ。曇りガラスや目地(5mm以下推奨)のあるタイル、デザインガラスなど活躍できる場がHOBOT-388より圧倒的に多い。縁がないものであれば、少しはみ出したところまで稼働してくれるので、より隅々まで綺麗になる。また、HOBOT-388ではどうしても残ってしまっていた四角も比較的綺麗にしてくれるので、その点も評価できるだろう。


実際に動かしてみると、前述した通り速さが際立つ。裏表2回ずつ動かしてみたが、ご覧の綺麗さだ。窓外を拭くときは本来ドライで1度かけて2回目からスプレーをオンにするのが良いそうなので、外側はそのように運用している。


また、窓内や鏡には皮脂汚れが多くついていたが、こちらは汚れが強い部分は残ってしまっていた。ただそれ以外はかなり綺麗になるので、全て自分の手でやることを考えたらかなり楽だと言えるだろう。実際妻は踏み台に乗って拭いて…ということを繰り返していたので、大部分をロボットがやってくれるのは体感的にかなり楽になったと話していた。

物理2度拭きボタンが本体に欲しい! 今後に期待すること
使っていて次作に特に期待したいと思ったのはスタートストップボタンのほかに2回通りやるボタンが欲しいという点。終了したらもう1度押せば良いのだが、早く終わる分何度も足を運ばなければならない。リモコンを使えば自動的に2回通り動かすことはできるが、本体ボタンを押す便利さを体験してしまうと物理ボタンでもこの機能を使いたい欲が出てしまった。
また、水量がHOBOT-388と比べて若干減っているのも少し気になった。あまり濡らしてもかえって汚れてしまうのかもしれないが、もう少し濡れた方が綺麗になるように感じた。ここはファームウェアで対応できそうなのでぜひ今後に期待したい。
総合的に見てもHOBOT-2Sはかなり完成度が高く即戦力になってくれるロボットだ。いくらなんでもロボットじゃ無理なんじゃないかと思っている人は使ってみて驚くだろう。筆者は頻繁に使っているので太鼓判を押せる。定期的に窓清掃を任せて綺麗な窓で生活すると気分がグッと上がるので大掃除に間に合わずともぜひ購入して試してみて欲しい。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Art Director、スマートホームbento(ベントー)ブランドディレクター、IoTエバンジェリスト。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
【新きむら家】
記事と連動した動画でより詳しい内容、動画でしかお伝えできない部分を紹介しています。(動画配信時期は記事掲載と前後する可能性があります)
提供元・BCN+R
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