もはや生活の一部ともいえるコンビニだが、コロナ禍でも打撃が少ない業種でもあるようだ。では2021年第2四半期の売上高はどうだろうか。セブン&アイ・ホールディングス、ローソン、ファミリーマート、大手3社を比較してみた。

コンビニ売上ランキング

大手3社、第2四半期報告書・半期報告書をもとに数字を確認していこう。

企業名 売上高
1 株式会社セブン&アイ・
ホールディングス
2兆9,925億700万円
2 株式会社ローソン 1,451億5,000万円
3 株式会社ファミリーマート 363億3,900万円

1位:セブン&アイ・ホールディングス:2兆9,925億700万(2021年3月1日~2021年8月31日)

他社を圧倒的に引き離して1位となったのはセブン&アイ・ホールディングス。売上高は2兆9,925億700万円。この数字はコンビニ事業に加えてスーパー事業や百貨店事業、金融関連事業も含まれた数字だが、他社と比較しても圧倒的な数字であることに変わりはない。

コンビニ事業では小商圏化が進むコロナ禍、店舗の新レイアウトの導入を進めた。多様化するニーズに対応し、DXの推進も行う。

2位:ローソン:1,451億5,000万円(2021年3月1日~2021年8月31日)

ローソンの売上高は1,451億5,000万円だった。リモートワークの普及や外出機会の減少により売上は減少傾向であったものの、商品力や品ぞろえの強化を図った。

3位:ファミリーマート:363億3,900万円(2021年3月1日~2021年8月31日)

ファミリーマートの売上高は363億3,900万円だった。2021年9月に創立40周年を迎えた同社。顧客起点の売り場づくりや商品開発に力を入れている。3月に発売したホットスナック「クリスピーチキン」は8月末時点で3,500万食を売り上げた。

圧倒的な強さを見せたセブンイレブン

コンビニ事業単体ではないという側面もあるが、圧倒的な強さで1位となったセブンイレブン。海外でのコンビニ事業にも力を入れている。

世界全体の店舗数は71,800。国内の店舗数は22,500にのぼる。1日当たりの来店客数は約2,500万人、日本人の5人に1人が来店している計算だ。国内でのマーケットシェアは44.8%。数字を並べただけでもその強さがわかるだろう。

セブンイレブン好調の要因は

すでに5,000店舗以上に導入されている新レイアウトなど、顧客の利便性を追求した動きが功を奏している。また冷凍食品や総菜、スイーツ、そして酒類などの品ぞろえも巣ごもり消費や内食に貢献した。国内の売上の約60%が食品によるものということを考えても好調の要因が理解できるだろう。

文・しらいはるか

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