仕事を探すとき、あなたはどのくらい、じっくりと求人情報を読んでいますか?サラッと読んだ印象で「なかなか良さそうだな」と思っても、実際には思い描いた条件とは異なるケースもあります。今回は、求人情報を読む時にぜひチェックしてほしい、勘違いしやすい用語をピックアップして解説します。
目次
「日払い」と「日給制」
「週休二日制」と「完全週休二日制」
「日払い」と「日給制」
とにかく早く手元に現金が欲しい!というときに目に留まるのが「日払い」や「日給制」という言葉ではないでしょうか。なんとなく似た印象のあるこの二つの用語ですが、実は意味は異なります。
「日払い」とは
「日払い」とは、給与計算の締めが一日単位で行われるという意味です。一般的には、本日分の給与が翌日に支払われるケースが多いようです。数日後や一週間後の支払いになる場合も少なくないので、求人情報に明記されていない場合は面接などで確認しましょう。
ちなみに、本日分の給与をその日の仕事終わりにもらえる形を「即日払い」と言います。この場合、銀行振込ではなく現場や事務所での現金手渡しが大半になります。
「日給制」とは
「日給制」も「日払い」に似たイメージがありますが、こちらは給与額が一日単位で決まっていることを意味します。「日払い」と同じように日単位で支払われる場合もありますが、週単位や月単位でまとめて支払われる場合も多いです。すぐに現金が欲しいと思っていたのに、翌月末まで待たないといけなかった…なんてこともあり得るので注意が必要です。
一ヶ月単位で給与額が決まっている「月給制」と比べると、働いた日数が多ければ多いだけもらえる給与が増えるので、休日が少なくなっても良いのでたくさん稼ぎたいという人に向いています。反対に、悪天候が続いたりして働けない日が多かった月は稼ぎも少なくなってしまい、不安定な側面もあります。
「週休二日制」と「完全週休二日制」
プライベートも大切にしたい人にとって「週休二日制」というのは魅力的な言葉ですね。しかし、これも勘違いしやすい用語です。この機会に意味をきちんと確認しておきましょう。
「週休二日制」とは
週休二日制とは、「一年を通して、月に一回以上二日の休みがある週があり、他の週は一日以上の休みがあること」を意味します。つまり、毎週日曜日と第三水曜日が休み、というような場合がこれに当たります。基本的に毎週土曜・日曜が休みで年に何回か土曜出勤のある月もある、というような場合も「週休二日制」に該当します。
「あれ?思っていたのと違う」と感じた方も多いのではないでしょうか?「週休二日制」の場合、一回しか休みがない週のほうが多いこともあり得るし、二日休みがある週も土日の連休とは限らない、ということですね。
「完全週休二日制」とは
毎週土日が必ず休み、というパターンは「完全週休二日制」にあたります。但しほかにも、毎週水曜と日曜が必ず休み、というケースも「完全週休二日制」にあたりますし、シフト制で休みの曜日は毎週変わるけれど週に二日は必ず休み、というケースも「完全週休二日制」に該当します。
家族の休みと合わせたい、等の事情で「毎週土日は必ず休みたい」という希望がある方は、「完全週休二日制」の表記がある求人情報を探すとともに、休みの曜日も必ず確認してくださいね。