ソフトバンク経済圏vs楽天経済圏、勝つのはどちらだ

楽天経済圏の楽天ポイントは、J.D. パワーが発表した「J.D. パワー 2021年共通ポイントサービス満足度調査」でも他のポイントを大きく引き離して総合満足度1位を獲得するなど、断トツの人気を誇っている。そのため世の中的には「ポイントといえば楽天ポイント」というイメージで、楽天経済圏ユーザーを見かけることも少なくない。
しかし2020年に楽天モバイルが携帯キャリア業界に参入して以降、「使用料無料」や携帯基地局の整備などでの先行投資がかさんでおり、グループ全体に影響がおよびはじめている。楽天ポイントでも“改悪”とまで言われるほどのポイントの進呈ルールの変更行われ、ユーザーの不満が溜まり始めていると言わざるを得ない。場合によっては他の経済圏へと“移住”するユーザーすら出てもおかしくはないだろう。
一方でソフトバンク経済圏のポイントでは、やはりPayPayの存在は無視できない。登録ユーザー数が4,300万人を突破(2021年12月3日時点、公式ページの記載より)するなど業界シェアは圧倒的で、普及が推進されているキャッシュレス決済業界全体で見てもその存在感は随一だ。PayPayも楽天モバイル同様、“バラマキ”と非難されることもあるほど、ユーザーや加盟店舗への還元に注力している。その成果はしっかりとユーザー数や加盟店舗数に表われているだろう。
知ってか知らずか、Tポイントから自社ポイントへ切り替える時期も、楽天ポイントの進呈ルールの変更と同日の4月1日だ。「その日にいきなり乗り換える」なんて思い切りがよすぎるユーザーが出てこないとも限らない。
またここ最近、「楽天カード ゆうちょ銀行デザイン」と、申込みの受付を開始した「PayPayカード」のデザインも相次いで発表されている。PayPayカードはシックな黒のナンバーレスデザインで「デザインは文句無し」と高評価だが、楽天カードは同じナンバーレスながらゆうちょのキャッシュカードかと思うほど“緑すぎる”デザインがネット上をざわつかせた。
まさかクレカのデザインだけで経済圏を選ぶ人はいないだろうが、こうした小さな部分の積み重ねが、選択の鍵になるのかもしれない。
参照元:PayPayカード誕生で変わる「4大」ポイント経済圏 ソフトバンクが反撃開始【BCN+R】
※サムネイル画像(Image:softbank.jp)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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