これから秋冬へ向かい、気温がグッと下がれば、当然ガス代が跳ね上がることもあるでしょう。特にお風呂にお湯張りを行う際や、シャワーを利用する、また、キッチンでガスを使う機会も増えてきます。無防備に使い続けると、ガス代はとても高額になってしまいます。そこで今回は、ガス代を安くする効果的な方法や節約術を徹底解説していきます。
目次
ガス代はもっと安くするには?
ガス代を節約する方法【契約を見直す】
ガス代はもっと安くするには?
少し肌寒くなってくると、暖房器具を使用し始めるという家庭も多いのではないでしょうか?特にガスストーブやお風呂の湯張りなどでガスをたくさん使用する機会も増え、ガス代が気になる季節です。ここからは、ガスの種類やガス代の相場などの情報をみていきましょう。
平均的なガス代の相場は?
ガス代はその家に何人が居住しているかによって、ガスを使用する人が増えれば増えるほどガス代は嵩んでいくことが分かります。実際、世帯人数によってどれほどガス代が変わるかをみていきましょう。
【ガス代平均額】
1人世帯 | 3,103円 |
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2人世帯 | 4,364円 |
3人世帯 | 5,101円 |
4人世帯 | 5,036円 |
5人世帯 | 4,954円 |
このように、住む人数が増えていくと、自然とガス代が嵩んでいくことが、平均額を見ると理解できます。
プロパンガスと都市ガスの違いを知ろう
私たちが毎日生活する中で使用するガスには、「プロパンガス」と「都市ガス」があります。両者にはいったいどのような違いがあるかあまり知識がないという方も多いのではないでしょうか?
そこでこの後は、この2つのガスの違いに着目してそれぞれの特徴をみていきましょう。
【プロパンガス】
プロパンガスは石油ガスを液化して作られた気体です。空気よりも重く、-42℃まで冷却することで液体化する性質を持ち、無色の気体となるものがプロパンガスです。本来無臭の気体ですが、ガス漏れ時の安全を考慮し、人工的な臭いを付け、安全に使用できるようにしています。
プロパンガスは、カタールやサウジアラビアなどの中東から輸入されています。
【都市ガス】
メタンを主成分とし、液化天然ガスで作られた都市ガスは、-162℃にまで冷却することで液体化し、体積が小さくなります。空気よりも軽く、ガス漏れが生じた際は上へとガスが上昇するようになっています。都市ガスもプロパンガスと同様、ガス漏れ時の安全のためにも人工的に臭いをつけています。
都市ガスは主にオーストラリアやカタールから輸入されています。
ガス代を節約する方法【契約を見直す】
日常生活を送る中で、光熱費の中でもガス代が嵩むという家庭の場合、意識してガス代を節約しない限り、なかなか安くすることは難しく、使用する方の意識を向けることが大切です。
そこでこの後は、実際にガス代を効果的に節約するために取るべき方法について「契約の見直し」からみていきましょう。
ガス代節約術①ガス会社を変える
これまで、固定のガス会社での契約を強いられていましたが、この度2017年4月よりガス会社の選択が自由化され、電気と同様、各家庭で自由に会社を選ぶことができるようになりました。そのため、様々な料金プランを提示するガス会社と個々の契約を行うことができます。それによってこれまで無駄にしていたガス代を節約することにつながります。
これまでガス代について少し高いと感じていた方は、この機会にガス会社を変え、最適なプランに契約のし直しを行うことをおすすめします。
ガス代節約術②電気とガスのセットプランにする
現在電気やガスをセットにし、ひとつの会社と契約を行っているという家庭が増えています。これは、電気やガスだけを単体で契約するよりも、両者をセットにしたプランで契約する方がより光熱費削減かつガス代の節約につながるからです。実際、電気とガスをセットにすることで得られるメリットについてみていきましょう。
メリット①セットでの契約プランには割引プランが多数
各会社で提供している電気とガスのセット割引は、様々な契約プランが用意されていて、各社割引プランも様々です。セットでの契約プランは単体での契約よりも割引率が高く、年間の電気代やガス代を大幅に節約することにつながります。そのため、ガス代をグンと節約したい方には、セットプランでの契約をおすすめします。
メリット②毎月の管理がしやすい
電気は電力会社と契約を、また、ガスはガス会社と契約などというように、あちらこちらと契約を交わすことで、ひと月の光熱費の金額を一括管理し辛くなります。そのため、電気とガスを1社にまとめることで、毎月の管理がしやすくおすすめです。
また、インターネットで電気代やガス代を管理することもできるなど、これまで紙バージョンで管理していた方にとってはペーパーレスでおすすめです。
メリット③引越の際の手続きが簡単
電気とガスをセットにまとめて契約しておくと、引越などの際に1社に対して解約手続きを行うだけですむため、とても手軽です。もしも別々に契約を行っていた場合、各社それぞれに解約手続き依頼を行わなければなりません。そうすると作業が多く時間を要するため、手軽に手続きできるようまとめて契約することには魅力があることがわかります。