目次
捌けないから餃子屋田中にもっていこう
いよいよ実食

捌けないから餃子屋田中にもっていこう

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

ご機嫌にいただいた雷魚ですが問題はここからです。

ただ以前、北村さんはこう言っていました。

北村さん「雷魚の構造はティラピアなどの魚よりも、どちらかと言えばウナギに近しい感じです」と。

そこで肥後ジャーナルが過去に取材させていただいた「餃子屋田中」。ここの店長が以前鰻屋で働いていたことを思い出し、即連絡をし状況を伝えたところ

新山さん「やったことないですけど多分できるんで持ってきてください」

さすがです。

ということで

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

やってきました。餃子屋田中。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

「え…想像よりも大きい」と悩ませてしまいましたが、考えていても仕方ない。だってここにもういるんだものってことで早速捌いてもらうことに。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

普段ボーっとしているのにちょっと触っただけでプンスカと暴れ狂うので、本来ならば氷で活動をおとなしくさせて、という手順を踏みたかったのですが時間がないとせかした結果、まずは血抜きから行うことに。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

ところが血をほぼ抜いても元気いっぱい。それならと内臓をとっても元気。頭をとってやっとおとなしくなりました。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

「やべー!!めっちゃ面白い」と喜んでくれたので幸い。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

そしてやっとここまで捌けました。

皮はいだら、なんかめちゃくちゃキレイ。

川魚特有のにおいは若干あるもののそんなに気にはならないレベル。しかしこれプロが相当苦労して捌いたので素人が簡単にできるもんじゃありません。食べる場合は自己責任でお願いします。寄生虫などがいる場合がありますので生食は控えてください。

ムトー「では食べてみましょうか」

かたらんね「いやずっと存在がなかったことになってるけど、今回うちも絡んでいるから」

そうです。すっかりと目の前の雷魚に夢中になりすぎて忘れていましたが、今回もTKU「かたらんね」との合同企画。せっかくならば、もっこすファイヤーのたくさんと調理バトルをしたい、との申し出がありました。

ムトー「いや失礼て。そんなここまで新山さんに無理言ってるのに、そんな素人とバトルとか」

新山さん「自分はいつでも挑戦者でありたいので、受けます!」

まじか。

いよいよ実食

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

改めましてこんにちは。

審査委員のムトーです。ちなみに隣にいるのは熊本市環境共生課の北村さんと田尻さん。

2人は試食を超絶拒否ってましたが、課の仕事の幅が広がるから!と口八丁で無理やり巻き添えにさせました。

餃子屋田中の新山店長は、直前まで「本当、自信がなくなってきた…だって雷魚で調理したことないもん」と不安そうでしたが、いざ調理開始のゴングがなるとさすがプロ。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

腹を決めてサクサクと調理を行います。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

もっこすファイヤーのたくさんもガチ集中して調理開始。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

途中、スパイスでその場にいた全員がむせるという事件もありつつも…

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

いよいよ完成です!

まずはもっこすファイヤーのたくさんの作品から見てみましょう。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

タイトルは「嫌われ者の雷魚江津湖の人気者になりたい 第一志望遊戯」

シンプルイズベストなこの作品。雷魚そのものの味をしっかりと味わうべく、バターソテーとしました。

いざ実食

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

田尻さん「うん」

北村さん「え?うまい。全然臭くない」

ムトー「なんだろう、どこかで食べた味..。あ。フグだ。雷魚ってフグの味と食感と同じ!」

なんということでしょう。あんだけ皆から「やめとけ」「くせえ」と言われ忌み嫌われていた雷魚、まさかの高級食材フグと似てます。これ何も言われずに出されたら「美味しい美味しい」ってパクパクいけるやつです。

のりをさん「では次!挑戦者新山さん」

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

タイトルは「麻婆雷魚」

人気メニューである麻婆豆腐の肉の部分を雷魚で作った麻婆雷魚です。十分に水分を飛ばしたのがポイントなんだとか。

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

いざ実食!

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

げえっほおおおおおおおおお!!!!!

のりをさん「どうしました?北村さん!顔が一瞬で真っ赤!」

北村さん「辛いのがそんなに得意じゃないので、びっくりしました」

田尻さん「いやでもこれは後引く辛さですよ。なんだろう。もう一口、あ、もう一口ってどんどん欲しくなる」

ムトー「水分を飛ばしたことで雷魚そのものの、うまみだけがギュッと残った感じですね。豚のひき肉よりもさっぱりしているのに鶏のひき肉よりもジューシー。これはすごい」

そして審査員での審議のうえ…

江津湖の外来種を駆除せよ!ついでに雷魚食ってきた
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

2対1で今回の優勝者は餃子屋田中に決定!!

のりをさん「勝因はなんだったのでしょうか」

北村さん「私は辛いのがそんなに得意じゃないので、実はたくさんに入れました」

ムトー「水分を飛ばしうまみを凝縮させたことで、より味わい深くなったといいましょうか。こんなに美味しいのなら江津湖で販売すればいいのにって思ったのはやはり新山さんの麻婆雷魚でした」

田尻さん「私は…まあ…たくさんのは嫁でも作れるかなって…」

たくさん「ひどい!!!」

悲喜こもごもありましたが、最後はやはりプロの味にはかなわないってことで。いずれにしても非常に美味しく雷魚がいただけました。たんぱくな味なので和洋中どれでも合わせやすそうです。