マジックの点灯例

わかりやすくするため、全試合数を100試合とします。

1位Aチーム80勝10敗、2位Bチーム78勝12敗、残り直接対決1試合を含め、それぞれ10試合残っていると仮定します。

この場合、2位のBチームが残り全勝しても88勝12敗。対して、Aチームは直接対決の1敗以外を全て勝利すれば89勝11敗となります。

よって、Bチームは自分がいくら勝利を重ねても優勝できない可能性が出てくる(自力優勝の可能性がなくなった)ため、Aチームにマジック9が点灯します。

  • マジックが消滅する場合
  • 相手が負けることによってマジックが減る場合
  • マジックが点灯しなくても優勝できる場合

マジックが消滅する場合

1位のAチームが直接対決以外において1敗すれば、直接対決以外をすべて勝ったとしても88勝12敗となりBチームと並ぶ可能性が出てくる(Bチームに自力優勝の可能性が復活する)のでマジックは消滅します。

チームが勝利することによってマジックが減る場合

1位のAチームが直接対決以外において1勝すれば、81勝10敗となり、Bチームが残り全勝すると考えた場合の88勝12敗を上回るのに、必要な89勝までの勝利数は8となります。

よって、Aチームのマジックは8になります。

相手が負けることによってマジックが減る場合

2位のBチームが直接対決以外において1敗すれば、残り試合をすべて勝ったとしても87勝13敗となります。

この場合はAチームは88勝すればBチームを下回ることはなくなりますので、マジックは9から8に減少します。

マジックが点灯しなくても優勝できる場合

2チームの直接対決が最後に残り、その時Aチーム、Bチームが共に87勝12敗だった場合、自分のチームが勝てばそのまま優勝できます。(A、B二つのチームに自力優勝の可能性がある)

ですので、マジックは点灯しませんが、試合に勝利した方が優勝ということになります。

まとめ

マジックは通常日本のプロ野球において使われる用語ですが、点灯する条件や途中で消滅したりなど、ややこしいこともあります。

ですが、こういった用語をきちんと理解することでスポーツ観戦やスポーツニュースをより楽しめるようになり、一緒に応援する人との会話も盛り上がります。

マジックを正しく理解してもっとペナントレースを楽しみましょう。

文・スポシル編集部/提供元・SPOSHIRU

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