スポーツニュースでよく見かけるプロ野球のマジックとはどんな意味なのでしょうか。

たまに2位のチームにマジックが点灯していたり、対象のチームが3位のチームとなっていたりと、少しややこしいこともあるマジックを正しく理解して、よりプロ野球を楽しみましょう。

目次
01 マジック=あと何勝で優勝できるか
02 マジックになる条件とは?
03 マジックの点灯例
04 まとめ

マジック=あと何勝で優勝できるか

日本のプロ野球におけるマジック(マジックナンバー)とは、他のチームの勝敗に関係なく自分のチームがあと何勝すれば優勝できるという勝ち数を意味します。

ですので、この数字がゼロになれば、残りの試合結果を問わずそのシーズンの優勝が確定するということになります。

マジックは点灯したチームが勝利したときや、対象となるチームが負けた時に通常1ずつ減っていきます。

マジックになる条件とは?

自力優勝が可能であるとは、他のチームの試合結果がどうなろうとも、そのチームが残りの試合を全て勝つことができれば優勝することができるということです。

日本におけるマジックは、自力優勝できるチームが残り1チームのみになったときに使用し、マジックが点灯したといいます。

ですので、マジックの点灯が必ずしも優勝を保証する、といったものではありません。

ただし、米国では自力優勝の条件を考えずにマジックを用いるので注意する必要がある。

  • マジック点灯チームは自力優勝の可能性が残されている
  • マジックが消える場合

マジック点灯チームは自力優勝の可能性が残されている

マジックの点灯は他のチームの自力優勝の消滅が条件となっているため、マジックが点灯したチームは唯一自力優勝の可能性が残されているということになります。

自力優勝はそのチームが残り試合を全勝することを前提として考えます。

ですので、実際は優勝可能性が低くても、残り試合が大きく偏ったためにマジックが点灯するといったことも起こります。

マジックが消える場合

マジックが自力優勝が可能なチームが残り1チームになった時に発生するものであるため、他のチームに自力優勝のチャンスが復活したときには、マジックが消えるといったことが起こりえます。

近年2017年においても、セリーグの広島において一度点灯したマジックが消滅するといったことがありました。

また、自力優勝が可能な2チームの直接対決が最後に残っていたために、マジックが点灯せずに優勝といったこともあります。