スマホの「SIMロック原則禁止」がもたらす未来とは?
スマホの「SIMロック原則禁止(SIMフリー化)」が行われれば、確かに他キャリアへの乗り換えは楽になるだろう。だが、それは必ずしもユーザーにとって良いことばかりではない。
まず、スマホとSIMのセット販売なら、自分でSIMを差したり接続先(APN)設定をする必要はない。また、スマホが一括0円などで安く入手できなくなるため、今後は一括で高額なスマホを購入することになるだろう。もちろん、「ahamo」などで通信料金はかなり安くなるので、その差額でお手頃な中古スマホを安く買えばいいのだが、そこにも落とし穴がある。キャリアが販売するスマホの中には、自社回線の周波数にしか対応しない機種があり、SIMフリーであっても対応周波数の違いで電話やネット接続に不具合が出る場合もあるのだ。デジタルネイティブの若者なら自分でなんとか対処できるだろうが、何十年もドコモのガラケーを使っていたような人には、とても対処できまい。
なお、今回の「スイッチング円滑化タスクフォース」の第4回会合では、「MNPのワンストップ化」「キャリア乗り換え時でもキャリアメールを継続利用」「eSIMの導入推進」なども盛り込まれている。今後もこのような動きから目が離せない。

参考元:「「SIMロック」はなぜ原則禁止になったのか、総務省の議論を振り返る(佐野正弘)」【Engadget日本版】
文・すずきあきら(編集・ライター)/提供元・オトナライフ
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