目次
「昼食」(昼めし)、時間をかけずゴミを出さない!
「夕食」(晩飯)、小屋飯でなければレトルトが王道
山ではめしを食わねば何も始まらない
「昼食」(昼めし)、時間をかけずゴミを出さない!
山のめし、その2は「昼食」。どんな形の登山であれ、昼食は殆どの場合取ることになります。
日帰り登山の場合は、自宅で弁当を作って持っていくもよし、コンビニでおにぎりを買ってもっていくもよしです。日帰り登山であれば、それほど栄養やカロリーも気にする必要がないので、食事は自由に選んでOK。ただしゴミは必ず持ち帰りましょう。
山頂でカップラーメン、というのもなかなかオツなものですが、ダメですよスープを山に捨てては。それが出来なければ、山にカップラーメンを持っていくのはやめましょう。
アルプス等を縦走の場合は、昼食の時間は恐らくあまり時間もないので、手軽に食べられるものを用意すること。特に直接体力に繋がる炭水化物系の、ビスケット等がおすすめです。お湯を沸かしてコーヒーやスープ+ビスケット、というのが1つのパターンとなります。
また縦走の場合は、昼食でまとめて食事を取る、というより、おやつを食べるという感覚で、休憩毎に何かしら口にすると、行動時の空腹感もなくなりますし、昼食の際にガッツリ食べる必要もなくなります。
「夕食」(晩飯)、小屋飯でなければレトルトが王道
山のめし、その3は「夕食」。山で夕食を取る、ということは小屋泊もしくはテント泊という状況となります。「朝食」同様、小屋で食事を取る際は、小屋のルールに従うようにしましょう。
山小屋の夕食、いわゆる小屋飯(こやめし)は小屋泊参考の醍醐味の一つです。小屋によって個性ある小屋飯がでますよ。
一方、登山の際に「夕食」を自炊するのであれば、レトルト食品が王道です。1泊程度であれば、パックご飯+レトルト食品、それ以上であれば、アルファ米+レトルト食品、という組み合わせが最適。
時間があれば、鍋やガスそして野菜類を持っていきカレー等もオススメなのですが、山中では食器が洗えないため、自炊をすると、後片けが非常に大変になります。山中では基本的に洗剤の利用はNGです。
一つ忘れていけないことは、登山のために山に行っているのであって、キャンプのために山に行っている訳ではないこと。
キャンプであれば炊事場も完備でバーベキューなりカレーなり自由に用意ができますが、山の中は限られた設備しかありません。よって小屋で小屋飯を取らなければ、必然的に内容は乏しくなります。
山ではめしを食わねば何も始まらない
シャリばて、という言葉を聞いたことがある方もおられるのではないでしょうか?シャリ=ご飯(白米)、というのは分かるかと思いますが、食事を取らないと、山の中で本当にバテます。山のめし、決して侮ってはなりません。
よって登山の際は事前によく食事を取っておくべきですし、行動時間が長い際は休憩時間にこまめに何かを食べるようにしたいものです。登山は想像以上にカロリーを消費するので、実はダイエットにピッタリなのですが、逆にダイエットモードで登山を行うと、即シャリばてへの道まっしぐらとなります。
山中ではなかなか食事の時間を確保できないことも多いのですが、朝・昼・晩と必ず3食は食べるようにしましょう。それが自分の身を守ることにも繋がります。
夕食の部分でも述べましたが、登山の場合はハイキングやピクニックと違って、山に登りに行っています。よって食事は必要不可欠ですが、必要以上に時間をかけたり必要以上に豪華にすることは、登山としては相応しくありません。
山のピークから○○を食べたい、という思いは否定はしませんが、登山の差支えにならないようにしましょう。山でおいしいものが食べたい、という気持ちは分からないではありませんが、登山後のビールは最高にうまいですし、おいしいものは登山の後の打ち上げまで取っておきましょう。
山のめしは、手早く栄養価のあるものを取る、これがポイントです。そして美味しいものは打ち上げまで取っておくこと。特に縦走等を考えている中級者以上の方はお忘れなく。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。
提供元・マウンテンシティ
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