『モスコット』はタイトルで記述したとおり、とてもノスタルジックな印象の強い眼鏡ブランドですが、その揺るがない姿勢が、多くのしかも根強いファンを獲得しているようです。
さらに愛用者の中には、アメリカ第32代大統領フランクリン・ルーズベルトや、シニカルな映画作りが多い監督であり俳優のウディ・アレン、そしてポップアートの産みの親とも言うべきアンディ・ウォーホールなどが名を連ねます。
そうした背景もあってか、単にノスタルジックな印象だけでなく知的な雰囲気がこの眼鏡には漂っています。かけているだけで偏差値が上昇するような、そんなプラス?効果もある眼鏡ブランドではないかと思っています。
もちろんファッション性も高く、後述しますが多くの著名人、ファッショニスタノン愛用する姿も捉えられていづほどです。
こうした成功の背景には、長い歴史と確固たる信念があったようです。
今回はモスコットを徹底解説してまいります。
モスコットの歴史
1897年、創業者のハイマン・モスコットが押し車での行商からスタートしたのが『モスコット』の始まりです。その後1915年にニューヨークレヴィンストリートので眼鏡店としてのMOSCOT(モスコット)を誕生します。
それから4世代100年に渡り、ニューヨークのロウワーマンハッタンで経営を続けています。伝統を誇る老舗眼鏡専門店であり、ニューヨークの古き良き時代から伝わるオリジナルフレームから、インスパイアされた新作まで揃うと人気が衰えることはありません。
モスコットオリジナルとは
過去の良いデザインをリスペクトし、時代のファッションにマッチするようにアップデートされたフレームを[ MOSCOT Originals | モスコットオリジナル ]と位置づけています。当時のディテールは残しながら、アップデイトされたこのシリーズは、大きな反響を得ることになります。
中でも1930年代に生まれたプラスチック製の眼鏡は、安価で簡単に生産できるため政府のバックアップのもと広い支持を得ることになえります。クラーク・ケントやバディ・ホリー、ウッディ・アレン、アレン・ギンズバーグなど当時のアーティストや文化人・作家達に愛され彼らを象徴する存在にまでなっていきます。
この成功がモスコットの知的な印象をより深めることになったと思われます。