近場の飲食店や食べたい料理を探すとき、スマホアプリを使って検索することはもはや当たり前のこと。飲食店検索サービスの代表といえば「食べログ」や「ホットペッパーグルメ」、「ぐるなび」、「Retty」などが挙げられるが、最近ではより細かな客のニーズに対応したサービスも登場しつつある。そこで今回は、多様化しつつある飲食店検索アプリをご紹介。アプリを経由して訪れる客が何を動機として来店したかを知る意味でも、飲食店経営者や運営者にはぜひチェックしてほしい。
時代の進化やニッチなニーズにも対応する「飲食店検索アプリ」
ここ最近リリースされている飲食店検索アプリの傾向としては、あらゆる飲食店を単純に網羅しているというより、「こんな店に行きたい」という特定のニーズに特化し、そこから探し出せるようなサービスが多い。一例を以下に紹介する。
■キャッシュレス決済サービスから探す「AI-Credit」
キャッシュレス決済を利用できると思ったら、使えなかった――。そんな問題を事前に解消してくれるのが、リエールファクトリー株式会社が提供する「AI-Credit」。このアプリでは使用者の位置情報を取得することで、マップ上にキャッシュレス決済が利用できる飲食店やコンビニなどを表示してくれる。もちろん、各店がどの決済サービスに対応しているかも一目瞭然だ。
店舗ページでは、還元率の高いお得な支払いプランを提案。最適な支払い方法がわかるので、複数のキャッシュレス決済を利用している場合も還元率の高い方法を選択できる。
■10分前の超直前予約も可能!「Toreta now」
「今晩、急に会食が決まった」「流れで二次会に行くことになった」といった、“超直前”の予約ニーズにも対応したのが、株式会社トレタの「Toreta now」。予約当日の夜に入店可能な飲食店を検索できるうえ、アプリ上で予約することも可能だ。
当日の朝6時から予約でき、最遅でお店に着く約10分前まで受け付けている。現在は東京と神奈川の一部エリアのディナータイムのみに限られているが、今後は拡大を目指していくとのこと。空席情報は、飲食店用の予約・顧客台帳サービス「トレタ」と連携しており、空席を埋めたい飲食店の助け舟としても期待できる。
■端末の充電ニーズに応える「DENGENCAFE」
電源カフェ株式会社が手掛ける「DENGENCAFE」は、その名の通り充電できるカフェやレストランを検索できるアプリ。日本全国にある約5,000店舗もの充電可能なお店を、現在地や目的地からチェックできる。スマホの充電がなくなりそうなときにこのアプリで飲食店を検索しておけば、食事やお茶をしながら充電することも可能だ。
飲食店ごとのページでは、充電できるコンセントの数や喫煙席の有無、Wi-Fiの状態といった詳細情報についても提供。現時点で未掲載のお店については、情報提供もできるシステムになっている。
■お店選びをエンターテインメント化した「めし探」
「めし探」は、株式会社メディアバーンが提供するAR(拡張現実)を使った飲食店検索アプリ。エンターテインメントの要素を盛り込んだ、これまでにない新しい飲食店の探し方が可能だ。街中でカメラをかざすと、ARアイコンが近くにある飲食店の場所を教えてくれる。
もちろん目的地までの距離やルートなども教えてくれるので、迷う心配も少ない。飲食店の情報は、大手グルメサイト「ぐるなび」と連携しているため、店の雰囲気や提供メニュー、空き状況なども確認できる。
■食事に制限がある方も安心の「Bene」
株式会社Mobloが手掛ける「Bene」は、ヴィーガンに対応した飲食店を検索できるアプリ。日本ヴィーガン協会による認定店舗を検索できるほか、関東を中心とした1,000件以上の登録店舗から、ベジタリアンやオーガニック、グルテンフリーなどに対応した飲食店を見つけることもできる。
ユーザーによるクチコミ投稿も行われているため、利用者のリアルな声をチェックできるのも嬉しいポイント。店舗掲載希望者による問い合わせも公式サイトで受け付けているため、ヴィーガン料理に力を入れている飲食店は、ぜひチェックしてほしい。
キャッシュレス決済サービスごとの検索や、ヴィーガンに対応した飲食店の検索などができる点では、まさに昨今の時代を象徴しているアプリといえるだろう。今後もどのような「飲食店検索アプリ」が登場するのか注目だ。
文・サトウカオル/提供元・Foodist Media
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