iOS 15が正式にリリースされ、さまざまな新機能が追加された。なかでも変化が大きかったのが標準ブラウザ「Safari」だ。頻繁に使うアプリということもあり、アドレスバーの位置やタブ一覧画面の変化に戸惑う人も多いだろう。そこで今回は、新しくなったSafariを使いこなすための4つのテクニックを紹介する。

(画像=さまざまな要素が新しくなったiOS 15のSafari。今回はiPhone 13を使って紹介する。
機種によっては若干勝手が異なる場合もあるようだ、『BCN+R』より引用)
機種によっては若干勝手が異なる場合もあるようだ、『BCN+R』より引用)
(1)アドレスバーを元の画面上部に表示させる
iOS 15のSafariでは、アドレスバーが画面下部に表示されるようになった。片手でも指が届きやすかったり、コンパクトな見た目でサイト閲覧の邪魔にならなかったりという利点はあるが、違和感を覚えて使いづらいという人もいるだろう。実は、アドレスバーの位置は従来通り画面上部に戻すこともできる。検索をしたあと、アドレスバーの左端にある「リーダー表示」をタップ。次に、「上のアドレスバーを表示」をタップすればOK。この設定は、別のタブを開いたときにも反映される。

(画像=検索結果画面やサイトにアクセスし、アドレスバー左端の「ぁあ」をタップ。「上のアドレスバーを表示」をタップする(左)。アドレスバーが画面上に表示された。同じ手順で元に戻せる(右)、『BCN+R』より引用)
(2)意外と便利! 複数のタブ間をワンフリックで移動
筆者が便利だと感じたのが、表示中の複数のタブを手間なく切り替えられる機能だ。これまではタブ間を移動する際、切り替えアイコンをタップして一覧を表示し、そこから開きたいタブを選ぶ必要があった。しかし、iOS 15では、画面下部のアドレスバーを左右にフリックするだけでOK。各旅行サイトでのホテルの価格を比較したり、ショッピングサイトで類似商品を見比べたりといったように、複数のサイト間での往復がラクになったのだ。なお、この機能はアドレスバーを画面上部に表示させているときは使用できないので注意しよう。

(画像=アドレスバーを右方向にフリックすると、一つ前に開いたタブに切り替わる(左)。
一つ後のタブに戻るには、左方向にフリック(右)、『BCN+R』より引用)
一つ後のタブに戻るには、左方向にフリック(右)、『BCN+R』より引用)