オーブントースターやオーブンレンジ、電子レンジなどで焼くだけで完成するチルドピザは、なんといっても手軽に食べられるのが魅力だ。日常的に食べるチルドピザにちょっと具材を加えるだけで、まるで居酒屋のような雰囲気が味わえる。今回は日本ハムの石窯工房のチルドピザ3種に、トマトやチーズ、肉じゃが、はちみつを加えたアレンジ方法を紹介する。ぜひ、いつもと違う味わいを楽しんでいただきたい。
チルドピザだけでは足りないときに
チルドピザは、すでに生地やソース、具材までのっていて完成されている。その手軽さから、頻繁に購入している人も多いだろう。しかし、ガッツリ食べたいときや、複数人で集まるときは、あっという間に食べ終わってしまう。かといって、デリバリーや居酒屋のテイクアウトは値が張ってしまうのがネックだ。
そんな時にぴったりなのが、少しだけ具材を加える「チルドピザ+α」のアレンジである。より豪華に、自宅で居酒屋気分を味わおうではないか。
石窯工房のチルドピザ3種をアレンジ
日本ハムのチルドピザ「石窯工房」は、定番のマルゲリータから、牛カルビ焼肉ピザ、明太子チーズフランスなど豊富なラインアップが魅力。ソースや具材もふんだんに使っているので、そのままただ焼くだけでも十分に美味しい。
今回は「サクッと軽いローマ風クラスト」より、以下の3種を「+α」でアレンジして、よりゴージャスにしていく。
(1)【マルゲリータ】+トマト・ベーコン・チーズ
(2)【直火焼きテリヤキチキン】+肉じゃが・マヨネーズ・チーズ
(3)【4種のチーズ】+砂糖・はちみつ
(1)のマルゲリータはともかく、(2)や(3)の組み合わせに違和感を覚える人もいるだろう。しかし、これがとても「合う」のだ。さっそく作り方を紹介しよう。
(1)【マルゲリータ】+トマト・ベーコン・チーズ
マルゲリータはバジルの香りが魅力の定番のピザだ。赤色のトマトソースをベースに、黄色いチーズ、緑のバジルが鮮やかな彩りを演出し、味も見た目も主役的な存在になる。
石窯工房の「マルゲリータ」には、すでにトマトソースとチーズがトッピングされている。そこにトマト・ベーコン・チーズを加えて、より本格的なマルゲリータとして楽しむのだ。
材料
・日本ハムの石窯工房「マルゲリータ」…1枚
・トマト…0.5玉(6等分にカットしておく)
・ハーフベーコン…2枚(細切りにしておく)
・ピザ用シュレッドチーズ…お好みの分量
・ピーマン(お好みで)
作り方
(1)トッピング
「マルゲリータ」にベーコン・トマトの順でトッピングする。トマトは、間隔が均等になるように6カ所に置く。ベーコンの種類に決まりはない。肉厚が好みの人は、ブロックベーコンをゴロゴロと入れてもいいだろう。
より豪華にしたいときや、彩りを豊かにしたいときはピーマンを加えるだけでも鮮やかになる。
(2)チーズをのせる
ピザ用シュレッドチーズを好きなだけ加える。自分好みにチーズの量を調整できるのが、自宅でつくるメリットである。
(3)別添のバジルソースをかける
石窯工房の「マルゲリータ」に付属されているバジルソースを全体にかける。
(4)焼く
商品パッケージの裏面を参考に焼く。オーブントースターやオーブンレンジ、ガスオーブン、電子レンジなどそれぞれの目安時間が記載してあるので簡単だ。
居酒屋のピザのように、カリッとした食感にするには水分を飛ばす必要がある。そのためには、オーブントースターやオーブンレンジ、ガスオーブンで焼くのが望ましい。オーブンの機種や室温の違いによって焼き上がりは変わる。
また、本来の石窯工房の「マルゲリータ」に具材をプラスしているため、全体に熱が伝わりにくく、既定の時間ではチーズが溶けきらない場合もある。その場合、1、2分ずつ焼き時間を足していくといい。ほんのりと焼き色がついた時がピザを取り出す目安だ。
(5)完成
オーブンを開けた瞬間に鳴り響く「ジュウウゥ」というおいしそうな音とともに、焼けた小麦粉の香ばしさが漂う。赤・黄・緑と色鮮やかなピザに、こんがりとしたきつね色が加わり、さらに食欲がそそられる。
実食
出来立てのピザをいただく。まず目に飛び込むのは、トマトの存在感。熱々に焼き上がったトマトは、かなりジューシーだ。
またベーコンの風味と絶妙に絡み合い、贅沢にトッピングしたチーズがより一層、豪華な味わいを演出する。油断すると、具材がこぼれ落ちてしまいそうなほどだ。
定番だからこそ、こだわりたい。石窯工房の「マルゲリータ」が、より贅沢なマルゲリータとして生まれ変わった。