スマホメーカーとして世界トップシェアを誇るサムスンが、さらなる進化を遂げることになるかもしれない。というのも、もはや“人間の目”と同等レベルのカメラの開発を進めていることが明らかになったからだ。
現状ではカメラは開発段階であり、カメラが完成したとしてそれがスマホに搭載されるのかは未知数だという。しかし万が一、肉眼で見える光景と遜色ない画像撮影ができるスマホが今後登場したとすれば…。世界シェアが激変してもおかしくないレベルの話となるのではないだろうか。
サムスン、肉眼レベルのカメラセンサーの開発を明言

(画像=(Image:Mahony / Shutterstock.com)
サムスン製品は世界中で多くのファンを獲得している、『オトナライフ』より 引用)
世界最大級の家電メーカー・サムスンの自動車用センサー担当シニアVPがSEMI Europe Summitで明かした内容によれば、サムスンは「2025年までに5億7,600万画素のカメラセンサーを市場に投入する予定」であるという。この「5億7,600万画素」というのは、人間の目をカメラセンサーに換算した場合の数値に匹敵するとされ、肉眼レベルの超高精細な画像撮影が実現すると言っても過言ではないのだ。
「肉眼に勝るとも劣らないレベルの画像を撮れるスマホが登場!」となれば、いままで以上にカメラの存在意義が危うくなる……のだが、この発表はあくまで自動車用センサー担当シニアVP。自動車の自動運転用センサーなどに利用するために開発された技術であるとすれば、その技術が他ジャンルに転用されるのはまだ先の話と考えるべきだろう。
さらにサムスンは総合家電メーカーであり、スマホ以外にも様々なジャンルの製品が研究・開発されている。車載用の技術を他に転用していくとすれば、コンパクト化のルートとしてはドローンなどの比較的スペースに余裕を作りやすいジャンルを経由して最後にたどり着くのがスマホである可能性は否定できない。