》裏と表から見てもスッキリとしたデザイン

ブランドのデザイン哲学にひねりを利かせた、“ジラール・ペルゴ”の最新スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨンに注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

 複雑であるにもかかわらず文字盤は美しく、すっきりとしていて視認性も配慮。また香箱、輪列、トゥールビヨンが一直線の軸に沿って並べ、裏ブタからの見た目も考慮。

 香箱は時計の上部に配され、その下に取り付けられたホワイトゴールド製のマイクロローターが手首の動くエネルギーを動力化。ローターの垂直な側面には時計のモデル名が刻まれており、このマニュファクチュールの細部へのこだわりを物語る、巧みなディテールとなっている。

 時計の下部に配置されたトゥールビヨンケージは、グレード5チタン製。ケージに取り付けられたブルーの針はスモールセコンドの役割を果たす。トゥールビヨンケージは79個の部品で構成されていながら、重さはわずか0.25グラムしかない。

ブランドのデザイン哲学にひねりを利かせた、“ジラール・ペルゴ”の最新スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨンに注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

 風防に採用されたサファイアクリスタルは、側面がゆるやかに傾斜し、カーブしながらミドルケースの外端へと落ちたデザインとなっているため、このモデルではベゼルは使用されていない。この魅力的な美観を実現するために、通常のサファイアクリスタルの4倍から5倍の材料が用いられているという。

 さらに、クリスタルボックスを研磨して完璧に仕上げるには、優れた技能が必要となる。このサファイアクリスタルをつくるために、熟練の職人は練習を繰り返し、似たようなクリスタルボックスをつくらなければならなかった。

 ジラール・ペルゴのCEO、パトリック・プルニエ氏はこう述べる。 「私たちがつくりたいと考えたのは、過去への架け橋となりながら、同時に未来へのビジョンを示すような時計でした。職人や時計師の技能を駆使しながら、伝統的な技法と革新技術を組み合わせたような時計です。スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨンは立体的な構造をしており、通常は奥に隠れている多くの部品を眺めることができます。当初から、ジラール・ペルゴは見えないものを見えるようにしてきました。今後230年間も、この路線で行けたらよいと思っています。しかし、私たちのチームは少しひねりを加え、ブリッジをゴールド製としながらも、側面以外はブラックPVDで覆うことにしました。これこそラグジュアリーの名にふさわしい贅沢の代名詞ともいえる特徴は、目の肥えた人を除き、普通の人なら見過ごしてしまうでしょう」

GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ)

スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン

ブランドのデザイン哲学にひねりを利かせた、“ジラール・ペルゴ”の最新スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨンに注目
(画像=■Ref.99296-52-001-BA64。K18PG(44mm径)。30m防水。自動巻き(Cal.GP09400-1273)。CHF 138,300(日本円約1663万円)※2021年9月換算、『Watch LIFE NEWS』より引用)

【問い合わせ先】
ソーウインド ジャパン
TEL.03-5211-1791

提供元・Watch LIFE NEWS

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