2021年でブランド創立230周年を迎える“GIRARD-PERREGAUX(ジラール・ペルゴ)”。1975年に誕生したアイコニック的な“ロレアート”や、単なる技術的な要素であったブリッジを文字盤に配したデザインが印象的な、“スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨン”など、数々んタイムピースを生み出してきた。

 この度、そんな主力のスリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨンのデザイン哲学を魅力的な“ひねり”を加え、新たに“スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン”として発表した。

》新作はブリッジコレクション最後のサブファミリー

ブランドのデザイン哲学にひねりを利かせた、“ジラール・ペルゴ”の最新スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨンに注目
(画像=今年はジラール・ペルゴの創業230周年にあたり、これを記念し、ブランドを象徴するモデルに新しい解釈を加えた多くの新作を発表予定。新作のスリー・フライング ブリッジ トゥールビヨンもそのうちのひとつ。、『Watch LIFE NEWS』より引用)
   文字盤中央には、上面と下面にブラックPVDコーティングが施されたピンクゴールド製の三つのネオブリッジが備わる。なおネオブリッジが三つともこの素材になるのは今作が初となる。  各ブリッジは小さな柘植材の工具を使って、手作業で入念に面取りが施されている。これは何百年も採用されてきた技法で、完璧な仕上がりにするには、熟練の職人でも丸1日かかる。  なお2020年に発表されたフリー ブリッジに続くこの新作は、ブリッジコレクションに加わる最後のサブファミリーとなる予定だという。
ブランドのデザイン哲学にひねりを利かせた、“ジラール・ペルゴ”の最新スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨンに注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

 現代的に見えるスリー・フライング ブリッジ トゥールビヨンだが、それでも高級時計にふさわしく、伝統的な技法が数多く駆使されている。

 三つのブリッジは輪列、香箱、トゥールビヨンを支えているだけでなく、地板の役割も果たす。その結果、ブリッジは空中に浮かんでいるように見え、まるで重力の影響を受けていないかのようなデザインに。

 こうした独特な構造とするためには、インデックスをフランジに取り付け、さらにフランジをケースに取り付ける必要があった。

 さらにこの時計の顕著な特徴のは、文字盤のさまざまな要素を異なる高さに配置した三次元的なフォルムをしていること。これは世界屈指の精緻な建築物にも共通して見られることだ。