将来の貯金のため、大きい買い物をするためにと、1カ月毎にお小遣い額を決めて生活しているというサラリーマンたちの話をよく耳にするだろう。お小遣いを早めに使い切らないように、普段から買い物を控えたり、外食を控えたりと、節約に努めている人も多いようだ。その中には、自身のお小遣いが「周りと比べて高いのか安いのか」、「お小遣いを何に使っているか」を知りたい人もいるだろう。
今回、新生銀行が20代から50代の有職者の男女約2,700名を対象にした「2021年サラリーマンのお小遣い調査」を紹介しよう。
世代でお小遣いの増減が異なる! その理由とは?
男性会社員の毎月の平均お小遣い額は「38,710円」で、2020年より709円減少。直近10年を見ても、1年毎に増加と減少を繰り返しており、大きな金額の変動はない。しかし、年代別でみると、20代・30代は平均より増加し、40代・50代は減少しているという結果が出ている。
なぜ、世代別で差が開いたのか……。それはお小遣いがアップした理由を調べたアンケート調査によれば、「副業・投資のおかげ」という回答が多かったことが要因のよう。若者世代の方が副業・投資に積極的という声があるため、成功した人のお小遣いがアップしたのかもしれない。
一方の女性会社員の平均額は、「34,398円」で、2020年より544円増加した。男性同様に、2015年の調査以降で大きな変化はない。世代別でも見ると、20代だけが平均よりも下回っているが、30代以上は増加している。
女性のお小遣いがアップした理由として、外出自粛による、「費用の出費が少なくなったことでお小遣いに回せた」という回答が多かった。そうすると、全体的にお小遣いが増加してもおかしくなさそうだ。しかし、20代が減少しているのは、他の世代よりも外出していると予想できるが、果たしてどうなのだろう。
次に、お小遣いの使い道である、昼食代と飲み代について紹介しよう。