牛丼チェーン『吉野家』とプライベートジムを展開する「ライザップ」のコラボレーション第2弾として、「ライザップ牛サラダエビアボカド」が新登場。全国の吉野家で販売をスタートした。
ライザップ公認の高たんぱく質・低糖質メニュー
「ライザップ牛サラダエビアボカド」は、牛肉、エビ、アボカド、鶏もも肉、ブロッコリー、キャベツ、玉ねぎ、半熟玉子が入った、ライザップ公認の高タンパク質・低糖質メニュー。『吉野家』全店で販売するメニューでは初めての使用となるエビとアボカドが追加されたことで、味わいだけでなく食感が豊かになり、食べ応えもパワーアップした。
1食でしっかりと満腹感を感じられて、カロリーは440kcal。タンパク質は32.9g、糖質は11.4g。また、ごはんの代わりにサラダが盛りつけられており、厚生労働省が推奨する1日に必要な野菜量の3分の1を摂取することができる。価格は税別600円で、テイクアウトも可能だ。
客の反応は?
販売スタートからまだ2週間ほどだが、ネット上には早速、食べた客の感想が投稿されている。
「ごはんがなくても食べ応えがあってよかった」
「牛丼よりも満足感があるのに罪悪感がない!」
「好きなものばっかり入っていて高タンパク質・低糖質はうれしい」
「ダイエット中の外食ほど困るものはないけど、これは高タンパク質・低糖質でおなかもいっぱいになる。なによりおいしいからおすすめ!」
2019年5月に販売を開始したコラボ第1弾の「ライザップ牛サラダ」(税別500円)は、販売累計200万食を突破している。「ライザップ牛サラダエビアボカド」も同様に人気メニューとなりそうだ。
大手チェーンで今話題のメニューは?
最近、『吉野家』だけでなく、大手外食チェーンで個性的なメニューが相次いで登場している。いくつか紹介していきたい。
■サイゼリヤ「アロスティチーニ」
ラム肉を串焼きで香ばしく焼き上げたイタリア料理で、特製スパイスをふりかけて食べる。2019年12月に販売をスタートしたところ、人気すぎて原料不足となり一時販売休止となった。現在は数量・期間を限定して販売している。
■松屋「シュクメルリ鍋定食」
にんにくととろけるチーズのホワイトソースで鶏もも肉を煮込んだジョージア料理。2019年12月に店舗限定で販売したところ、その美味しさがSNSなどで話題となり、1月から持ち帰りも含めて全国展開を開始した。
■マクドナルド「ごはんバーガー」
人気メニューを特製ごはんバンズでサンドしたメニューで、「ごはんてりやき」「ごはんベーコンレタス」「ごはんチキンフィレオ」の3種類を展開。SNSでは「マックに禁断のメニューが登場した」などと話題になっている。夜マック限定で、5月中旬までの限定販売だ。
■名代富士そば「肉骨茶(バクテー)そば」
肉とにんにくの旨味、コショウのパンチが食欲をそそるシンガポール式の豚スープを富士そば流にアレンジしたもの。10万食限定での販売を予定していたが、想像以上に売れ行きがよく継続を願う声もあったため、現在は全店舗ではなく店長判断で販売している。
大手外食チェーンをはじめ、新メニューの開発に意欲的にチャレンジする飲食店が増えている。外国の料理など異色ともいえるものが多い印象だが、本格的な味をリーズナブルに楽しめるからか、しっかり客の心をつかんでいるようだ。消費増税などの影響で外食が減少傾向にある今、「この店に行けばこの料理が食べられる」というメニューがあると大きな強みになるはずだ。
文・上條真由美/提供元・Foodist Media
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