3月8日の公開から7月12日までの127日間の累計で映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の興行収入が、大台の100億を突破した。東映は「ご来場いただいた皆様お一人お一人の存在、思いが届かせてくれた結果です。本当に、本当にありがとうございました」とファンに感謝。本作品は、一部劇場を除き21日に終映が決まっているので興味のある方はお早めに。
庵野秀明監督作品としても最高記録に
本作は、2007年から再始動した「エヴァンゲリオン新劇場版」シリーズの完結編で、「エヴァンゲリオン新劇場版:序」(興行収入20億円)、「エヴァンゲリオン新劇場版:破」(40億円)、「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」(53億円)に続く第4弾だ。タイトルロゴのあとに記されている音譜の反復記号がなんとも意味深だ。
当初は2020年6月27日に公開する予定だったが延期となり、2021年1月23日に公開日が決定したものの、2度目の緊急事態宣言で再延期。3月8日は、待ちに待った公開だけに、ファンの熱も高く、月曜初日にも関わらずチケットは争奪戦になっていた。
初日の興行収入は8億277万4,200円、観客動員数53万9,623人で、7日間の興行収入は33億3,842万2,400円、観客動員数219万4,533人を記録。庵野総監督が舞台挨拶の席で掲げた100億円突破の目標に向け好発進を切った。
ところが2週目約16億円、3週目約11億円と伸び悩むも、新たな来場者プレゼントの効果もあり、観客動員数を着実に増やし、庵野総監督が手掛けた「シン・ゴジラ」(2016年公開)の興収82.5億円を突破。庵野監督作品の最高記録を更新した。