こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
京都の紫野(むらさきの)・今宮神社(いまみやじんじゃ)は、悪疫退散を祈り、御輿を造営し、紫野御霊会を営んだ神社です。コロナ渦の現在、やはり感染しないようにと注意していますが、やはり神様にもご挨拶に行かねばと思い立ち、今宮神社へ参拝してきました。その今宮神社の東門の参道には名物「あぶり餅」の店が2軒向かい合っています。甘いものは別腹とよく口にするキャッチフレーズです。
今回はこの向かい合う2軒の店を紹介しましょう。

あぶり餅とは
一文字屋和輔でいただいた「あぶり餅」略傳によると『本名を勝餅と云う。昔し一條院天皇御宇國内に疫病が起り、天下静謐ならざるを以て正暦5年当社に御霊会を行ひ給ひしに、ふしぎなるかな一時おさまりしに其後長保2年に又々同疫流りとなり、其時疫神を当社へ御勧請給わり、やすらい祭を行われば疫病静まり神恵を感じ諸人こぞって当社へ参詣し、当時比の餅を神前に供へ下げ帰り家人に分興へ、喰う人疫病をのがれしとの事(阿ぶり餅は、それまでは香隆寺名物にておかちんと伝う)。其後、千利休師が比の餅を茶菓がわりとしてもちひられ今も千家の御用達も致し居る次第に御座候。』と書いてあります。
今は茶菓子のような感覚で食べられていますが、やはり悪疫退散の意味を込めて作られているお餅です。ちょうどいいタイミングで来たものです。
あぶり餅屋は向かい合わせの2軒のみ
正面に今宮神社の東門。その手前に石畳の参道があります。向かって右側が「一和(正式には一文字屋和輔)」、左側が「かざりや」です。外観はこのような感じ。東門の参道先に駐車場がありますので、車で来た人は必ずこの参道を通ります。

今宮神社の東門から見るとこんな感じです。

向かって右側が「かざりや」、左側が「一和(正式には一文字屋和輔)」です。

かざりや
外観は2階建ての和風建築。中央であぶり餅をあぶっていて、手前側にイス席、奥が座敷となっています。

今宮名物「あぶり餅」の暖簾がかかっています。

串に刺した餅をそのまま炭火でパパっとあぶっています。

出来上がりがこれ!一皿13本入りで500円(税込)です。お茶付きです。

一和(正式には一文字屋和輔)
外観は2階建ての和風建築。中央であぶり餅をあぶっていて、手前側にイス席、奥が座敷となっています。

今宮名物「あぶり餅」の暖簾がかかっています。

串に刺した餅をそのまま炭火でパパっとあぶっています。

出来上がりがこれ!一皿13本入りで500円(税込)です。お茶付きです。

紹介コメントが2店舗とも同じになってしまいました...(笑)