シンプルでありながら機械的に完璧、という信念を貫くドイツ時計ブランド、“MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)”は、ブランド初となる自社製18金ローズゴールド針を採用した、“ハマティック・ヴィンテージ”と“ベヌー・トゥールビヨン”の2モデルを発表した。

両モデルともに見事なゴールド針が際立つブラック文字盤を合わせており、ローズゴールド製ケースが芸術的な美しい仕上げを一層引き立てている。

【18金ローズゴールド製の自社製針に注目】芸術的な職人技を駆使した、“モリッツ・グロスマン”の最新作
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

モリッツ・グロスマンの時計製作への情熱は、最高の技術で仕上げられる自社製の針に最も表れている。グロスマンの熟練の職人は丸1日をかけて時、分、秒針の3本と、そして同じように時間をかけて“針の目”と呼ばれる、針を留めるブッシュを手仕上げ。

加えて針製作は、ゴールドの地板からパーツを切り抜くことに始まり、その後ダイヤモンドのヤスリを用いて丁寧な研磨を施していく。

丸みを帯びた針のフォルムを形作り、表面を滑らかに仕上げるには、非常に高いレベルのスキルに加え、並外れた忍耐力、そして何年にもおよぶ経験が求められる。

ブランドの針職人は、特徴的で繊細な針のうち、特に仕上げの難しい先端部分においても、常に完璧な出来栄えを追求し続けているのだ。

MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)
ハマティック・ヴィンテージ 18Kローズゴールド針

【18金ローズゴールド製の自社製針に注目】芸術的な職人技を駆使した、“モリッツ・グロスマン”の最新作
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

■Ref.MG-003079。K18RG(41mm径)。自動巻き(Cal.106.0)。世界限定8本。649万円

表面を磨き上げたBlack-or(ブラック・オア)ダイアルに、スレンダーな18金ゴールド製の針を合わせたハマティック・ヴィンテージは、世界限定8本のリミテッドモデル。針先の繊細な仕上げが、時刻の視認性を高めてくれる。

ブラック・オアダイアルは手作業で精巧に仕上げられている。濃いグレーであるアンスラサイト色のラッカーを、ジャーマンシルバー製の文字盤に何度も塗り重ね、艶のある鏡面仕上げへと丁寧に磨き上げていく。

なおブラック・オアの輝きを保つため、文字盤表面には透明のラッカーが塗られている。

【18金ローズゴールド製の自社製針に注目】芸術的な職人技を駆使した、“モリッツ・グロスマン”の最新作
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)

またモリッツ・グロスマンのハマティックはブランドの哲学を表している。実は一般的なローター式ではなく、中央部が大きく開いたハンマーフレームを用いた振り子式自動巻き上げ機構を採用しているのだ。

先端にゴールド製の重りを組み込んだハンマーフレームは、時計を着けた腕の動きに合わせて左右に揺れ動き、その動力が二つのラチェットホイールを通じて、ゼンマイへと伝わる。

19世紀の機構にインスパイアされたこのメカニズムにより、ムーヴメントのサイズを最大限に活かしたトルクを得るとともに、非常に高い巻き上げ効率を達成。

ムーヴメントを覆い隠すことのないハンマーフレームの開口部から、その美しい仕上げを細部まで堪能することが可能に。

自動巻きキャリバー106.0のすべてのパーツは、表から見えない部分も含め、モリッツ・グロスマン独自のクオリティへと仕上げられている。それにより、世界中の時計愛好家から選ばれるタイムピースが生まれるのだ。