2021年秋に投入される予定の「iOS 15」は、6年前に発売されたiPhone 6sにまで対応するそうだ。そうなると益々iPhoneを長期間利用することになるが、長年使っているiPhoneは動作が遅く(重く)なってイライラすることも多い。そこで今回は、iPhoneの動作が遅くなる原因と、その解決方法を紹介しよう。これで古いiPhoneも快適に動作するようになる!?
iPhoneの動作が遅くなる原因はひとつではない!

2021年9月〜10月頃には新型iPhone 13(iPhone 12Sとの噂もあり)が登場する予定だ。このとき、最新のiOS 15も投入される予定だが、なんと6年も前に発売されたiPhone 6sや第一世代のiPhone SEまでアップデートに対応するそうだ。
しかし、長年使っているiPhoneは、徐々
に動作が遅く(重く)感じるようになってイライラしてしまう。その原因は様々だが、すぐに「故障だ」と決めつけてiPhoneを買い替えるのは時期尚早。そこでここでは、iPhoneの動作が遅くなる6つの原因を探るとともに、その解決方法を紹介しよう。もちろん、原因はほかにあるかもしれないが、試してみる価値はあるだろう。少しでも長く今使っているiPhoneを使い続けたいなら、ぜひチャレンジしてみてほしい。
【1】ストレージの空き容量が残り少ない!
iPhoneはAndroidスマホと違ってSDカードを追加できないので、長く使えば使うほど本体のストレージ容量が圧迫されてしまう。こうなると、iPhoneの動作は極端に重くなってしまうのだ。もし、ストレージ容量がパンパンなら、まずは不要なアプリや写真、音楽といったデータの整理をしてみよう。ストレージ容量の確認は、「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」から簡単にできる。何がストレージを圧迫しているのかもグラフで表示されるので、不要なアプリやバックアップ済みの写真などから削除して、ストレージ容量を空けていこう。詳しい手順については→こちらで確認できる。

【2】バッグラウンドで実行中のアプリが多すぎる!
毎日、何時間もiPhoneを使い続けていると、バッグラウンドで動作しているアプリやキャッシュのせいで、徐々にパフォーマンスは下がっていく。もし、動作が重いと感じたら一度iPhoneを再起動してみよう。これだけでバッググラウンドで動作しているアプリが終了されるほか、キャッシュもクリアされるので、iPhoneの動作が改善されるのだ。
また、iPhoneでは使用中のアプリから別のアプリに切り替えると、使用していないアプリは一時停止状態になるが、その場合でもアップデートや新しいコンテンツを探したりしている。そこで「Appのバックグラウンド更新」という機能をオフにしてみよう。これでiPhoneの動作が改善される場合がある。


【3】バッテリーの劣化でパフォーマンスが低下!
iPhoneのバッテリーが劣化するとスマホが突然シャットダウンすることがある。そんな状態でもiPhoneを使えるようにするため、iOSはパフォーマンスをわざと低下させて、強制シャットダウンを防ぐ仕組みを持っている。それが「パフォーマンス管理機能」だ。これは「設定」の「バッテリー」→「バッテリーの状態」で「ピークパフォーマンス性能」の項目で確認できる。
もし、バッテリーが劣化したことで「パフォーマンス管理」が適用されている場合は、これを無効にしてみよう。ただし、手動で再びオンにすることはできないので慎重に! ちなみに、バッテリーの「最大容量」が80%以下なら、バッテリーがヘタっている証拠なので、早めにバッテリーを交換したほうがよいだろう。修理費用は高いが、本体を買い替えるよりは安く済むはずだ。
