アメリカ・ホステス社によって開発されたケーキ菓子「トゥインキー」には、「何年たっても腐らない」という都市伝説があります。

人気アニメ『ザ・シンプソンズ』にも「トゥインキーのクリームは8年経つと発酵してアルコールになる」という話が登場したほどです。

そしてこのほど、ペンシルベニア在住の男性が、地下室で8年間放置されていたトゥインキーを食べるという暴挙に出ました。

果たして、トゥインキーと男性は無事だったのでしょうか。

同じ8年でも腐り方がまったく違った

この無謀な挑戦をしたコリン・パリントンさんは「2012年のホステス社の破産宣告を受けて、トゥインキーを箱買いし、地下室に取っておいた」と話します。

それから時は経ち、つい先日、8年前のトゥインキーのことをふと思い出して、地下室に行ったそう。

箱を開けてみると、トゥインキーはそれぞれ違った変化を見せていました。

新品とあまり変わらないものから、黒いシミができたもの、真空パックされたように縮んだものなど、さまざまだったのです。

“腐らない伝説”を持つお菓子「トゥインキー」、8年放置して食べた結果「腐った銀杏のような味」
(画像=変化が違うトゥインキー / Colin Purrington、『ナゾロジー』より引用)

パリントンさんは、都市伝説を検証するべく、最も新品に近いトゥインキーを袋から出し、一口かじってみました。

問題の味については、自身のTwitter上にて「甘さがなく、表面が硬くなっており、腐った銀杏のような味がした」と述べています。

当然ながら、トゥインキーは吐き出したそうですが、「箱にはちゃんと、消費期限が2012年11月26日と記載されているので、何が起きてもすべて私の自己責任です」と話しています。

“腐らない伝説”を持つお菓子「トゥインキー」、8年放置して食べた結果「腐った銀杏のような味」
(画像=8年前(左)と新品(右) / Colin Purrington、『ナゾロジー』より引用)

また「トゥインキーの変わり方が、菌類によるものなのか、あるいは微生物とは無関係な何かが原因なのか疑問に思った」と続けました。