暑い季節が近づき、そろそろブレスウオッチが気になりはじめた人も多いのではないだろうか。そこでおすすめしたいのが、ヴェンペ渾身のブレスウオッチ、アイアンウォーカーだ。

【オンシーズン到来!】いまこそ手に入れたいヴェンペの高品質ブレスウオッチ
(画像=アイアンウォーカー オートマティック 40 1920年代のニューヨークで相次いで建設された高層ビル。これに従事した鉄工員にインスパイアされた新コレクションが“Iron Walker(アイアンウォーカー)”だ。高品質な外装が追求された本コレクションで、ベーシックな3針モデルが、この“オートマティック”だ。なおケース径が40mmモデルのほか、36mmのサイズバリエーションが展開される。■Ref.WI100006。SS(40mm径/9.75mm厚)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA2892-A2)。39万6000円、『Watch LIFE NEWS』より引用)

老舗の矜持を感じさせる妥協のない時計作り

1878年に創業した“ヴェンペ ”は、ドイツのハンブルクを拠点に、各国の主要都市に展開する老舗の宝飾店だ。しかし、その出自を辿っていくと、意外にもマリンクロノメーターの製造メーカーというもうひとつの顔をもつ。1905年から独自にマリンクロノメーターの製造を開始し、後にドイツ海軍の装備品として制式に採用された実績をみても、その技術力がいかに高かったのかをうかがい知ることができる。
そして99年、ヴェンペは宝飾店として養った審美眼と、製造メーカーとして培った技術力を生かしてオリジナルウオッチを展開。遂にはムーヴメントまで自製し始めたのだから、もはやれっきとした時計メーカーだ。

そんなヴェンペが、約10年ぶりの新コレクションとして2020年に発表したのが“アイアンウォーカー”である。
それまで同社のラインナップは、その出自も影響してかクラシカルなモデルが多かったが、一転、アイアンウォーカーは現代的なアレンジを加えたブレスウオッチとなっている。
洗練されたデザインもさることながら、本作で真に見るべきは、細やかな配慮がなされた外装の凝った作り込みだろう。その好例として挙げられるのが、ブレスレットである。
ブレスは左右の遊びが小さければ着けていて疲れてしまうし、反対に遊びが大きければコマ同士がぶつかり合ってヘタってしまう。そのため、適切な遊びを取れるかどうかが、良し悪しを見分けるポイントのひとつになっている。ただこの“適切な”というのがなかなか難しい。

【オンシーズン到来!】いまこそ手に入れたいヴェンペの高品質ブレスウオッチ
(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)