ヤフーグループで「Yahoo! JAPANカード」を発行しているワイジェイカード株式会社が、今年の10月1日に「PayPayカード株式会社」に商号変更する。商号変更自体は2020年7月に発表されていたが、ようやく変更日時が決定した模様。このため、ヤフーグループのもう1枚のクレジットカード「PayPayカード」が10月に誕生するのではないか、と噂されている。熾烈なシェア争いを繰り広げている楽天グループに勝つための、ひとつの武器となり得るだろうか。

PayPayブランド強化のための商号変更は10月に決定

10月にPayPayカード爆誕の兆し! QRコード決済のシェア争いにも波紋必至?
(画像=Image:slyellow / Shutterstock.com、2018年12月から行われた100億円あげちゃうキャンペーンでその名を世に知らしめた、『オトナライフ』より引用)

商号変更は、ヤフーグループを傘下に持つZホールディングスが発表したブランド統一の一環で、QRコード決済「PayPay」との連携強化とわかりやすい名称とすることでユーザーに親しみを持ってもらうことが目的。Zホールディングスは他にも金融サービスをPayPayブランドに統一しており、ジャパンネット銀行はPayPay銀行に、証券サービスのワンタップバイはPayPay証券に、保険サービスのYahoo! 保険もPayPay保険に変わるなど、サービス名・社名共に変更済み。PayPayカード株式会社が最後の変更となった。

同社からの発表によれば「準備が整い次第、Yahoo! JAPANカードに加え、新サービスとしてPayPayカードのリリースを予定」とあるため、Yahoo! JAPANカードがすぐに使えなくなるわけではなさそうだが、いつか統合される可能性は高い。社名変更と同時に新カードの募集がスタートする場合、2020年9月頃には新カードの内容が明らかになるともみられており、Yahoo! JAPANカードよりお得なキャンペーンやPayPayアプリのリリース時より大規模なキャンペーンが展開されるかも、と期待が高まっている。