最近では、旅行はもちろん、オンラインでの打ち合わせが増え出張に行く機会もめっきり減った。移動が面倒だなと思った出張もいまは恋しい日々だろう。飛行機でさっと、いち早く目的地に着くのは時間に無駄がなくていいのだが、電車にゆられ得意先でのトークを考えてみたり、企画書を見直したりできる新幹線での移動もなかなか捨てがたいものだ。そんな新幹線での楽しみ方、過ごし方のランキングが発表された。
いまでは東京駅から新幹線で、日本のあちこちに行ける

今回、正モバイル株式会社が10~60代の男女300名を対象に新幹線で楽しみなことについてアンケート調査を実施。回答は、あらかじめ用意した10項目からなる「新幹線での楽しみなこと」からあてはまるもの全てを選択してもらった。また回答者の年代の内訳は、30代が最も多く104名、次いで40代が79名、20代が72名、50代が33名、10代が7名、60代が5名だった。
さっそくベスト3を紹介しよう。26票獲得した第3位は「ビールを飲む」。選んだ理由に「新幹線でビールを飲むのは大人になったら、やりたいことの一つだった。出張などの帰りに売店でビールとツマミを購入し、新幹線が動き出したと同時にプシュッと開ける。乾いた喉を潤しながらネクタイを緩める姿が子どもながらにカッコ良さを感じていた」という声があった。回答者の大半がビジネスパーソンだったため、仕事終わりの「新幹線呑み」が3位にランクインしたのは頷ける結果だ。
第2位は120票の「駅弁を食べる」。「駅弁は今ではどこでも手に入るが、やはり駅で買って新幹線で食べるというのは特別感がある」「車内で食べると格段においしく感じるのが不思議」「お取り寄せするほどではない地元の味を食べられるのは嬉しい」などの理由が多く寄せられた。仕事で行ったものの食事する時間がなく、せめて駅弁はご当地の味を楽しみたいという人もいるのだろう。