転職では自分のスキルや経験を客観的に説明することを求められるため、資格を持っていると話しやすい。40代のビジネスパーソンの転職ではやみくもに資格を追い求める前に、自分にとって必要な資格を考えるようにしたい。

40代の転職に必要な資格取得の前に経験・スキルの棚卸しを

転職活動をしているときに、自分に寄せられるオファーや求人票を見て「この職を得るには実績が不足している」「この業種の経験は自分にはない」などと、自分に足りない知識やスキルに目が向いてしまいマイナス思考になりがちだ。

しかし40代にもなれば、社会人となって15年から20年ほどは経過しているわけで、長い期間働いてきた経験と、そこで蓄積されたノウハウ・スキルを転職に役立てない手はない。

キャリアを活かすためにも、自分にどんな資格が必要かを考える前に、これまでの経験やスキル、実績などを棚卸ししてほしい。

そこでポイントとなるのは、経験してきた職務やプロジェクトなどを数字ベースで具体的に洗い出すことだ。「自分はバックオフィスであり、会社の売上や利益につながるような目立った実績はない」という人でも、コスト削減や全社員の残業削減につながるような実績があるはずだ。

「資料管理場所の一元化によって保管コストを10%削減した」「稟議管理システムの改善によって残業時間が5%短縮された」などの具体的な数字があれば、転職時にアピールできる。

自分に足りない部分を補う資格を追い求める前に、自分が何をしてきたかを書き出すとよい。自分の強みや弱みを改めて認識する機会にもなり、転職活動を行ううえでも大変有用である。

40代で転職するなら「逆算思考」で必要な資格を洗い出そう

40代になって転職に役立つ資格を取得する際には、まず、どんな資格を取得するべきかを検討したい。目指したいキャリアの実現にはどんな資格が必要なのか、資格取得までの時間はどれくらいかかるかなども重要だ。

社内でもある程度、責任のある仕事を任され、平日になかなか勉強時間を捻出できないという人も多いだろう。若い頃と違い40代、まして子育て世代であれば、時間が限られているため、コストパフォーマンスが若いときよりも大きな課題になってくるからだ。

まずは自分が3年後や5年後にどんなポジションについていたいのか具体的にイメージする。そして、そのポジションを得るためにどんな資格が必要であるのか定めて、全力を注いで資格取得に向けて努力するのが大事だ。

40代の転職で市場価値を高めやすい3つの資格ジャンル

有用な資格は業種や職種によっても異なるため「この資格さえ取得すれば必ず転職に役立つ」とは一概に言えない。しかし、汎用的に役に立ちやすい資格というのはある。

英語(TOEIC、TOEFL、英検)

グローバル化の進む現代ビジネスにおいて英語が役立つ場面は多い。外資系企業でなくても顧客やパートナー企業、あるいは外国人の社員がいるケースはこれからも増えていくだろう。この点を踏まえると、40代になってもTOEICやTOEFL、英検などの英語スキルを持っているのはアドバンテージになる。

会計(簿記、ビジネス会計検定)

40代は会社の売上や利益、コストなどといった「数字」に責任を持つ機会が増える。その点からも簿記3級から1級のような会計資格を持っていると強い。

また、簿記と類似した会計系の検定として「ビジネス会計検定」がある。簿記が財務諸表の作成など経理業務の遂行を念頭に置いているのに対し、ビジネス会計検定は財務諸表の理解と分析能力を問う特徴がある。一般的なビジネスパーソンであればこちらを受検する手もあるだろう。

マネジメント(プロジェクトマネージャ試験、PMP、メンタルヘルス・マネジメント)

40代ともなると、マネジメント経験・能力も求められるため、それらの能力や知識を客観的に証明できる資格の取得も有効だろう。

プロジェクトマネジメントに関するプロジェクトマネージャ試験やPMP(Project Management Professional)といった資格や、自分や部下・同僚のメンタルヘルスに重きを置いたメンタルヘルス・マネジメント検定もあり、マネジメントをアピールするために取っておくのもいいだろう。

文・MONEY TIMES編集部
 

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