金利は低く他行宛て振込手数料は基本的に有料! 

 ここまで、PayPay銀行のメリットばかり紹介してきたが、実はデメリットもある。まず、PayPay銀行はネット銀行なのに金利がメガバンク並みに低いこと。普通預金金利は0.001%、定期預金の1年ものでも0.02%しかない。ネット銀行の金利については→こちらを確認してほしいが、普通預金で0.1〜0.2%、定期預金なら0.2〜0.25%のネット銀行もあるので、金利目的ならPayPay銀行はオススメできない。
 また、PayPay銀行では、基本的に他行宛て振込手数料が無料ではない点にも注意したい。多くのネット銀行ではステージによって他行宛て振込手数料が1〜7回程度は無料になるが、PayPay銀行では3万円未満で176円、3万円以上で275円かかってしまうのである。ただし、同じ名義の口座同士ならPayPay銀行−三井住友銀行間は手数料が無料になる(諸条件あり)。
 ATM手数料がお得なネット銀行については→こちらで確認してほしい。

PayPayユーザーなら必須!?「PayPay銀行」のメリットとデメリットとは
ネット銀行のなかには普通預金で0.1〜0.2%、定期預金で0.2〜0.25%の高金利を提供するところもあるが、PayPay銀行は普通預金で0.001%、定期預金でも0.02%しか金利がつかない (Image:paypay-bank.co.jp) (画像=『オトナライフ』より引用)
PayPayユーザーなら必須!?「PayPay銀行」のメリットとデメリットとは
(Image:paypay-bank.co.jp)ステージによって他行宛て振込手数料が月1〜7回程度まで無料になるネット銀行も多いが、PayPay銀行では他行宛て振込料が、月2回目以降は3万円未満で176円、3万円以上では275円も手数料を取られる (画像=『オトナライフ』より引用)
PayPayユーザーなら必須!?「PayPay銀行」のメリットとデメリットとは
(Image:paypay-bank.co.jp) PayPay銀行-三井住友銀行間で、同一口座名義同士であれば振込手数料は無料になる。ただし、三井住友銀行からPayPay銀行への振り込みは、“SMBCポイントパック口座で手数料無料化条件をクリアした場合”のみ無料となる(画像=『オトナライフ』より引用)

 いかがだろうか? もし、普段からPayPayを利用しているなら、PayPay銀行を利用したほうが何かと便利だろう。もちろん、PayPay銀行は同じソフトバンクグループの「ヤフオク!」や「PayPayモール」などでも活用できる。ただし、金利やATM手数料、他行宛て振込手数料といった面では必ずしもお得ではない。それを理解したうえで、ほかのネット銀行も併用しながら上手にPayPay銀行を活用したい。

●PayPay銀行「提携ATM利用手数料」(公式)は→こちら
●PayPay「先着30万申込 特別金利キャンペーン」(公式)は→こちら

(文=佐野陽高/編集・ライター)

文・佐野陽高/編集・ライター/提供元・オトナライフ

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